役所の「混雑状況」確認システム 各地の自治体で次々と導入【コロナに勝つ!ニッポンの会社】

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   新型コロナウイルスの感染拡大の中で官公庁のデジタル化の立ち遅れが表面化するなか、市役所など地方自治体の施設で「混雑」具合を確認できるシステムの導入が盛んになってきた。システムを開発する企業が、市場開拓を競っている。

  • 混雑を避ける……(写真はイメージ)
    混雑を避ける……(写真はイメージ)
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三鷹市は駅前窓口も

   さまざまな施設の「混雑・空き情報」が確認できるポータルサイト「ネコの目.com」を運営するリプライス株式会社(横浜市)は2020年10月23日から、東京都三鷹市役所の市民サービスの窓口の混雑状況を、ウェブ上で確認できるサービスを始めた。確認できるのは、市民課、保健課と三鷹市駅前市政窓口。

三鷹市はリプラスの「ネコの目.com」を使って混雑状況をお知らせ
三鷹市はリプラスの「ネコの目.com」を使って混雑状況をお知らせ

   このサービスでは、たとえば市民課では、「住所変更・世帯変更」や「印鑑登録他」などの目的別に「待ち人数」、窓口にいる人の「呼出番号」がわかる。三鷹市役所のホームページと「ネコの目.com」サイト、それぞれの課のウェブサイトで確認できる。

   このシステムは、既存のシステムである受付発券機(オフライン)を使って、インターネット回線と配信装置を取り付けオンライン化したもの。受付発券機の情報を混雑状況としてウェブサイト上にリアルタイム配信するので、低コスト・短時間でコロナ対策ができることがアピールポイントだ。「ネコの目.com」のシステムはほかに、多摩市立総合体育館で導入されている。

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