上手に過ごせば有意義!? 上司とのランチで言っていいこと悪いこと(高城幸司)

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   新型コロナウイルスの感染拡大の影響でリモート状況だと、上司と面倒な会話をしなくて済むと喜んでいた知人がいます。あるいは「ランチに行こう」と誘われる機会もなくなっていました。

   ランチタイムにカジュアルな会話をして、お互いの距離を埋めたり、部下の近況を把握したりするために、部下をランチに誘う上司はよくみかけます。でも、コロナ禍でお互いがオフォスで会う機会がありません。だから、ランチもお誘いできませんでした。

  • たまにはランチでコミュニケーション
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ランチは同僚や上司とのコミュニケーションの場

   ところが、勤務時間も合うようになり、お誘いがくる可能性が出てきました。ソーシャルディスタンスがキープできる前提の飲食店を確保して、

「いろいろ、コロナで大変だったと思うのでランチでもしながら、話を聞かせて欲しい」

と、誘われたらどうするか。

   言葉巧みに断りますか? それとも、一緒にランチをしますか?

   当然ながら、ランチに誘う上司は、コミュニケーションをとりたいと思っているからでしょう。ふだんの職場で雑談はできても、少し深い話まではしづらいもの。ランチのたった1時間であっても、職場から離れた場所だから言えることもあるはずです。

   ちなみに、どうしても断りたいのであれば


・弁当をもってきた
・銀行に行く
・ダイエット中

と「仕方ないな」と悪い印象を残さない理由を言う人もいるでしょう。

   ただ、何度かランチを断っているとランチを一緒にとりたくないと思っていることを察し、声をかけてこなくなるでしょう。そういった溝ができると、少なからず業務に影響してくるものです。

   ランチは同僚や上司との絶好のコミュニケーションの場と考え、ときには誘いを受けてみてもいいかもしれません。なかには休憩時間やランチは「誰かと一緒に食べるもの」だと考えている職場もあります。

   あなたの置かれた環境に合わせて柔軟にランチタイムを同僚と過ごすべきだと思います。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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