何も行動しないで時間が過ぎるのはもったいない
とはいえ、目指すものがないからモチベーションが低いとは言い切れず、クライアントから感謝の言葉をもらえば、うれしくて気持ちも高揚。モチベーションが上がった状態になるようです。 ならば、
「顧客満足度ナンバーワンの事務所を目指したらいいでは?」
と聞いてみたのですが、それは違う。日々を一生懸命に過ごすことが重要であり、先の目標なんてなくていい。その積み重ねの向こうに何があるか、まったくわからないから楽しいのである...... と話してくれました。
この話を聞いて、それなりに納得する人が多いかもしれません。どう生きるのかはその人が決めることなので、本人が満足していれば、それがすべて。
目指すことが明確でなくてもかまわない。そのようなプレッシャーをかける周囲の大人がいても無視すればいい。ただ、何も行動しないで時間が過ぎるのはもったいない、興味が湧いたことがあればドンドン挑戦する。この気概はもっておいたほうがいい気がします。
すると、何か新しいことがみえてくる。それは何となくモチベーションを高め、日々の生活も楽しいものにするはず。目指すものがみつからなくてもいいのです。(西野一輝)