コロナ禍の採点・成績評価に欠かせぬツール
教育・学習支援のソフトウエア開発などを手がけるCopyMonitor株式会社(東京都新宿区)は、オンライン上で著作物を国内外の論文やウェブコンテンツと比較して文書同士がどれだけ類似しているかを判定するソリューション「CopyMonitor(コピーモニター)」の提供を始めた。2020年10月19日の発表。
大学や研究所、個人の著者や研究者による利用を想定。同社では、コロナ禍で、多くの大学がオンライン授業を導入するなか、課題レポートが成績評価で重要度が増しており、その採点や査読の効率化に欠かせないツールになるとみている。
CopyMonitorは、文書の類似度の検出精度と検出スピードは、教育機関で一般的に使われている他社製品の約2倍という。関西大学などで試行されている。論文や課題レポートについて、剽窃(ひょうせつ)チェックをした解析結果を証明書として発行できる機能があり、「アカデミック・インテグリティー(学問的な誠実さ)」を意識するうえで欠かせないなどの評価が寄せられている。