現在から目を背けて過去に目を向けてばかりでは危険
昔のいい思い出を思い起こすことが、いい効果を発揮することもあります。何かイヤなことがあった場合、過去の楽しい・嬉しい思い出は、辛い心を癒してくれる効果にもなるんです。ただし、ずうっと同じ思い出に頼っていたら、そこから抜け出しにくくなってしまいます。楽しい思い出も定期的に補充していかないといけないので、やはり、今、新しい思い出作りに励むことも必要なのです。
たとえば、新型コロナウイルスの感染拡大の前に戻りたいと考えている人が、もし目の前で起こっていることから目を背けるために、過去のことを考えていても、そこから答えが出ることはないと思います。
過去のことばかりに気持ちが行ってしまうと、気持ちが将来に向かなくなってしまい、未来に向けて必要な準備ができなくなってしまいます。
「昔は......」というクセのある方は、まずは過去から目の前のことに目を向けるようにしましょう。Uさん、目の前のことに目を向けていますか?
脳を鍛えるため、今の目の前のことに目を向けるには、やはり新しいことをやってみるしかありません。そうすると、心が動きます。
・ふだんと違う道を歩いてみる
・いつもと違うメニューを頼んでみる
・やりたいなと思っていたけど、やっていなかったことをやってみる
私もやっていますが、日々の生活が楽しくなります。新型コロナウイルスの感染拡大の前でしたが、森のアスレチックに行って、子どもの時以来のロープウェイのターザンをやりました。恐怖心も大きくなっていますが、ふだんやらないことをやると気持ちが高ぶりますよ。ぜひ、Uさんも新しいことを初めてみましょう。(ひろ子ママ)