「洋服の青山」がシェアオフィスに参入 それだけじゃなかった紳士服業界の異業種とのコラボ【馬医金満のマネー通信】

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   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   紳士服チェーン店の「洋服の青山」で知られている青山商事が、シェアオフィス事業を開始しました。本業とは、少々かけ離れている、紳士服業界のあまり知られていない別事業について考えてみました。

   青山商事はシェアオフィス事業「BeSmart」を、2020年10月8日に東京・水道橋にオープンしました。

  • 紳士服の需要は落ちている……(写真はイメージ)
    紳士服の需要は落ちている……(写真はイメージ)
  • 紳士服の需要は落ちている……(写真はイメージ)

設備はバッチリ! 防音の個室にリモート用の会議室......

   シェアオフィス「BeSmart」は、「洋服の青山 水道橋東口店」を約5割縮小してできた余剰スペースに出店する予定です。両店舗は併設する店舗形態となっており、「BeSmart」へは直接入店できるほか、「洋服の青山」の店内を通って入店することもできるそうです。

   また店内には、オープン席、防音設備を備えた個室、静かに集中して仕事ができるクワイエットルーム。複数名での打ち合わせやリモート会議にも対応する会議室(防音設備、大型ディスプレイ完備)など、多様な働き方に対応するさまざまなスペースが用意され、店内設備としてWiFi、電源、フリー ドリンクなども完備されています。

   なお、このシェアオフィスによって引き起こされる「洋服の青山 水道橋東口店」の品揃え不足は、ECと連動した「デジタル・ラボ」で補完するとのことです。

   近年のECでの買い物の流れやテレワーク普及によるスーツ離れなどが重なり、紳士服メーカーの経営状況は厳しくなってきています。その打開策として、AOKIホールディングスは郊外で多く見られるカラオケチェーンのコート・ダジュールや、複合カフェ「快活CLUB」などの事業にまで、多角的に展開を行っています。

   生産年齢人口(15~64歳)が減少するなか、スーツ市場の縮小が避けられないと考えていますが、「AOKI」はブライダルやカラオケ、カフェと異業種へのビジネスの多角化を進め、主力事業のアパレルを支える柱に成長させようとしています。

   こうした動きに、同業他社が追随するトレンドがさらに広まるのかどうかに今後も注目です。

   では、また!(馬医金満)

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