今週(2020年9月28日週)はトランプ米大統領が新型コロナウイルスに罹患したニュースなどが飛び交い、米ドルが揺れた。とはいえ、米ドルがほぼ横バイで推移したことで、早稲田大学はオーストラリアドル(豪ドル)で勝負。1000円超の利益を積んだ。2位に浮上。トップの専修大学に肉薄し、「来週も米ドルや豪ドル、ポンドなど複数の通貨に注目していきたい」と意気込む。
明治大学は、月末営業日に勝負に出た。8月までは夜21時以降に買い付けていた英ポンドを、9月は15時台に参入して大きな利益を上げることに成功。FX大学対抗戦の終了期限が迫る10月末の営業日に、「乾坤一擲、大勝負に出て1位を猛追したい」と力強い。専修大との差を2467円まで縮めてきた。慶応義塾大学と専修大は、取引をお休みした。
豪ドルで大勝!(早稲田大学)
前週はドルインデックスに注目してドル円を取引したわけだが、今週ドル円がトランプ米大統領が新型コロナウイルスに罹患したニュースなどがあったにもかかわらず、ほぼ横バイで、あまりおもしろくなかった。そのため、今週(9月28日週)はオーストラリアドル(豪ドル)に注目してみた。
さっそく、チャートを見てほしいのだが、
このチャートは、豪ドル円の5分足チャート図で右半分が今週の値動きである。自分なりにレジスタンスライン(上値抵抗線)とサポートライン(下値支持線)を引いてみて、取引したのだが、真ん中らへんの赤丸の部分で移動平均線がゴールデンクロスを見せた。
そこから上昇を意識して、下から2番目のラインを超えた赤五角形のところで強気に1200通貨でエントリー。1豪ドル=74.6765円でエントリーし、1豪ドル=75.6069円で決済。利益は1128円で、この対抗戦で自分初の1000円超えの利益を達成した。
豪ドル円は上足で見ると完全に下降トレンドだが、テクニカルだけで判断し、なんとか勝てた。自分が決済したポイントはおそらく来週かなり注目されるポイントだと思っている。
下降トレンドでの一時的な調整と見て戻り売りを狙う人も当然いるであろうし、4時間足を見ると、上のチャート図の一番上の線を下に割ることで下降トレンドが始まったと見られるので、このラインにサポートされると判断して反転の買いを狙ってくる人もいると思う。
今回いい形でまあまあの利益を出せたので、また来週は他の通貨に目移りしてしまうかもしれないが、とりあえず豪ドルの動きも見ていこうと思う。
もう一つ、今週は毎月恒例のアメリカ雇用統計の発表があった。今回は木曜日の時点で、豪ドルで利益を出していたので、無理に取引はせず、結果を見るだけにとどめた。
チャートの動きとしては一時的に下がり、再び上昇したという形だが、自分は下げの予想だったので利益確定のタイミング逃したら、大きな損失を抱えていたかもしれない。そういう意味では今回のスルーは良い判断だった。
来週も利益を伸ばすために米ドルや豪ドル、ポンドなど複数の通貨に注目していきたいと思う。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ドル円の取引はおもしろみのない週でした。一方で、4月以降豪ドルの堅調地合いは続いています。資源価格の上昇に加えて、いち早い中国経済の回復により、買い意欲が強いというところです。中国との関係は良くないですが、中国の銅などの資源の輸入はオーストラリア頼みのところがあり、それが政治的にも強気になれる要因というところです。
オーストラリアは、この10年で中国依存からの脱却しつつあり、観光産業にも力を入れてきました。コロナが落ち着いた後には、80円台も十分狙えるかと思います。
前週からの損益 プラス1128円
10月3日現在 1万3424円
◆ 今週は取引をお休みしました(慶応義塾大学)
旅行に出かけたため、取引できませんでした。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月3日現在 1万2663円