「動く陰圧室」高気圧酸素カプセルの技術応用
感染症の感染者隔離の方法として有効とされ、コロナ禍でも注目された陰圧室(空気感染隔離室=室内で空気感染する可能性のある細菌が外部に流出しないように気圧を低くしてある病室のこと)。外来の待合室や診察室、処置室などに導入している病院もある。高気圧酸素カプセルなどの開発や製造・販売の株式会社レブセル(横浜市)は、新型コロナ対策製品としてユニット式の陰圧室を発売。販売店の募集も始めた。2020年10月7日の発表。
製品名は、「陰圧ルーム東雲(しののめ)」。「闇の世界から光の世界へと移行する、夜明け前の茜空」を意味する古語からとったという。屋内用、屋外用、移動用の3タイプを用意。屋内用はサイズ別に2種類がある。
「東雲」は、前室、主室や必要な装備を持った一体型の陰圧ルーム。空きスペースに容易に設置でき、改修工事が不要。新幹線や航空機の部材に使われているテクセルボードを使用し「超軽量、高強度」を実現した。2021年からは海外での発売を予定している。