今週(2020年9月28日週)は仮想通貨市場を大きく揺るがす材料が相次いで噴出した。まずは、仮想通貨デリバティブ取引所のBitMEX(ビットメックス)のアーサー・ヘイズCEO(最高経営責任者)らが提訴されたニュース。これに、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに罹患したことがわかり、主要な仮想通貨は軒並み下落した。
ビットコイン相場も例外なく下落。その様子に明治大学のIT、慶応義塾大学の馬医金満は静観。「来週降の相場が正直まったくわからなくなってきた」と、慶大の馬医金満はいう。そうしたなか、職業能力開発総合大学校のさっちんが利益を積み上げた。専修大学のゆうは、大学の授業が多忙で取引を見送った。
BitMEXの提訴にショック!(明治大学)
今週(9月28日週)は、ビットコイン(BTC)の下落材料が立て続けに報道された1週間でした。その一つが、BitMEX(ビットメックス)が提訴されたというニュースです。米商品先物取引委員会(CFTC)と米司法省(DOJ)が、アーサー・ヘイズCEO(最高経営責任者)と、仮想通貨デリバティブ取引プラットフォームであるBitMEXらを告発。また、Samuel Reed共同創業者(CTO=最高技術責任者)を拘束したのだそうです。
BitMEXは、法定通貨ペアを取り扱わず、ビットコイン建ての取引のみに限定することで、口座開設時に求められる本人確認(KYC)のない取引所として近年人気を獲得していました。また、無期限スワップや、独自のゼロカットシステムなどで日本人トレーダーからもユーザー登録者が多く、国内外から支持を集めていました。
そんな中で発表された今回の報道なので、市場のショックは相当大きかったようです。このニュースが発表されてすぐ、ビットコインの価格は一時1BTC=1万380ドルまで急落しました。
BitMEXは、私も普段からチャートの確認に使っていますし、毎回記事に添付させている画像もすべてBitMEXの画面なので、若干ショックです。
しかし、今回の下落に拍車をかけたのは、なんといってもトランプ米大統領の新型コロナウイルス陽性の報道でしょう。10月2日、トランプ氏は自身のツイッターで、
Tonight, @FLOTUS and I tested positive for COVID-19. We will begin our quarantine and recovery process immediately. We will get through this TOGETHER!
(ファーストレディー〈大統領夫人〉と私は検査で新型コロナウイルス感染症〈COVID-19〉陽性が判明した。隔離と回復のプロセスを直ちに開始する。一緒にこれを克服する!)
とツイートし、主要な仮想通貨は軒並み下落し、日経平均株価も下落、為替もリスク回避の流れで円高に転じました。
ビットコインは1万380ドルまで下げ止まり、その後反発して再び値を戻してきています。今回の2つの報道は、その影響が持続するタイプのものではないので、今後また近いうちに下落前の水準に戻ってくるのではないかと思います。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
BitMEX(ビットメックス)と米国との対立は、もう長い間続いています。2019年7月には、米国居住者へのサービスを提供したとして、米商品先物取引委員会(CFTC)から調査が行われていました。その際にビットメックスは、VPNにより接続先を偽装し利用しているユーザーがいる影響だ容疑を否定していました。 現物取引でないこともあり、長らく行っていなかったKYCも8月から導入すると発表。預かり資産の流出が止まらず、週末には約473億円が引き出されたようです。
しかし、これはハッキングでもなければ仮想通貨に大規模な欠陥が見つかったわけではありません。為替市場で例えるなら、大手FX会社が一部顧客に対して不適切にサービスを提供した可能性があるというレベルです。これで相場が続落するということはないでしょうから、その影響は一時的ではないでしょうか。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月2日現在 1万1903円
リップル、ここらで精算しようかな?(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(9月28日週)のビットコイン相場は、途中までは113万円から116万円を推移していたのですが、10月2日未明にBitMEXの運営会社と役員が米商品先物取引委員会から告訴され、CTO(最高技術責任者)が連邦捜査局に逮捕されたという情報が出回ってから急落しました。
加えて、トランプ米大統領が、自身と妻のメラニア氏がコロナ陽性であることをツイッターで発表しました。このツイートの結果、大統領選の先行き不透明感が増したせいか、米指数先物急落、円買い、金買いで市場は反応し、ビットコインも大きく変動しました。
しかし、まさかトランプ大統領が陽性になるとは思いませんでした。今後の大統領選が不安になってきました。この病状次第では株価も大幅に変わってくると思うので、最新の注意を持ってウォッチしていきたいと想います。
さて取引ですが、今週はリップルの値動きがほとんどなかったこともあり、特に取引していません。
わずかながら前週よりも値下がりしていたため、現在は前週に比べて30円マイナスの1万4905円となっています。
来週以降の相場が正直まったくわからなくなってきたので、ここらで全部一たん精算しようかなと思い始めています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
しばらく動きのなかったリップルですが、4日から動き始めてきました。10月15日と16日に年に一度開催されるリップルの世界的イベントであるSwellが予定されています。2019年はほとんど動きがなかったSwellですが、2017年は50%程度、と2018年は2.5倍程度の上昇を演じています。
今年は、7月末からオンラインで先行して開催されたSwell Regionでは相場は大きく反応し、21円だったリップルは、8月3日には50%以上の上昇となる33円台を付けました。
このことから、ビットコインが大きく崩れない限りは、上を狙う展開となるのではないでしょうか。
前週からの損益 マイナス30円
9月18日現在 1万4905円
保有する仮想通貨 リップル