その場で衝動買いは半減
また、コロナ流行前とコロナ禍の今で、買い物方法に違いがあるかを聞いたところ、「予定していたものだけを購入」と答えた人の割合は、流行前が16.1%、今は14.3ポイント増で30.4%と約2倍になった。
一方、「8割は予定せず、店頭で判断したものを購入」と答えた人は、20.3%から11.1ポイント減で9.2%と半減した。まず、買い物リストを考えてから来店する人が増えているようだ。
以前から同じ店を利用している人は90.1%にのぼるが、変えた人も9.0%あった。「変えた」と回答した人(4528人)にその理由を聞くと、「お店が近い・行きやすい」が67.7%で最も多かった。なるべく移動時間を少なくし、感染リスクを減らしたいという意向がうかがえる。
2位の「安い」、3位の「品揃えが多い」に続いて、「コロナウイルス対策が行き届いている」(42.8%)や、「お店が清潔」(39.3%)、「空いている」(29.0%)などの声があった。
今の消費者は、各店舗が取り組む感染症対策にも関心を寄せ、短時間で計画的に「テキパキ買い」の傾向が高まっている結果となった。
なお、調査は凸版印刷株式会社と関連会社のワン・コンパスが運営する電子チラシサービス「shufoo!(シュフー)」の全国の会員5万431人(全年齢層の男女・直近3か月で実際にスーパーを訪れたと回答した人)を対象に、2020年8月4日~17日にインターネットで行われた。9月17日に発表した。