【株と為替 今週のねらい目】トランプ米大統領のコロナ感染でドル急落 株式市場に不透明感漂う(10月5日~9日)

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   トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したとの報道でドルが一時104円台に急落。円高ドル安が嫌気され、東京株式市場は下落傾向にある。米国の追加経済対策の交渉再開などドル買いの支援材料もあるものの、大統領選を控え、トランプ大統領の容体は経済への影響などがリスク要因となる。さらに欧米での感染再拡大もあり、不透明感が強い。

   なお、東京株式市場は2020年10月1日、システム障害で終日売買停止に見舞われる、前代未聞のアクシデントに。翌日の商いは通常どおりに戻ったものの、金融庁が東証と親会社の日本取引所グループ(JPX)に報告徴求命令を出した。

   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • いろいろとお騒がせ…… トランプ米大統領がコロナ感染
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東京株式市場 米国の追加経済対策に注目!

日経平均株価予想レンジ:2万2500円~2万3600円

2020年10月2日(金)終値 2万3029円90銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、レンジ内での動きとなりそうだ。

   前週の日経平均株価は、3週連続で下落した。全般は堅調な動きで、1日に東証がシステム障害で終日売買停止となったものの、翌2日も相場は堅調に推移した。しかし、トランプ米大統領がコロナ陽性との報を受け、日経平均株価は下落した。為替相場でドルが1ドル=104円台に急落したことで嫌気された。

   今週の日経平均株価は、レンジ内での動きとなりそうだ。1日の東証システム障害による終日売買停止でも相場が堅調だったことや、米国でムニューシン財務長官とペロシ下院議長が追加経済対策の交渉を再開したことなどは、相場の下支えとなっている。

   一方で、トランプ米大統領の新型コロナウイルスの感染による米大統領選挙と経済への影響、新型コロナウイルスの感染再拡大など、さらに米国の追加経済対策の行方など不透明要因も多く、上値も重くなりそうだ。

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