発見! 満足のいく就活は自分に合った「就活ツール」探しから(叶多凛)

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「逆スカウト型」就職サイトでの出会い

   大手就活サイトはわたしの就活の仕方には合わないな、と早々に見切りをつけた。その代わりに重宝したのが、いわゆる逆スカウト(逆求人)型の就活サイトである。

   逆スカウト型の就職サイトとは、大手の情報型就活サイトほどではないが、近年利用者が増えている、新しいタイプの就活サイトである。

   就活生がサイト上に自分の強みやアピールをあらかじめ書いておくと、その就活生に興味を持った企業側から学生に声がかかる、という仕組み。こういったタイプの就職サイトのメリットは、これまで自分が知る由もなかった企業と出会える可能性があること。そして、自分の強みやアピールポイントを認めてくれる企業との縁ができることである。これらのメリットが、わたしの思い描く就活の方法とピッタリ合致した。

   もちろん、ただ漠然と企業から声がかかるのを待っていたわけではない。より自分と相性がいい企業とマッチングするために、背伸びしない程度に魅力的な自己PRを書くためにはどうしたらいいかと試行錯誤したり、この逆スカウトサイトのみに頼るのではなく、自分から興味がある会社の自社サイトを、一つひとつインターネット上で探しまくったりもした。

   こういった部分を考えると、大手の就職情報サイトを使わずに就活するのは、非効率だと思われるかもしれない。けれども、わたしにはこちらの方が合っているという実感があった。たしかに時間と手間はかかるけれど、情報にのまれることなく、自分のペースで、自分のやりたい方法で就活を進めることができたと思う。

   就職サイトに限らず、ありとあらゆる「就活の方法」が溢れている現代の就活。どんなツールを使って就活するか、そのツールは自分が使いこなせるものなのか。よく見極めて、自分に合った方法を見つけることが「満足のいく就活」への第一歩だと思う。(叶多凛)

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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