混雑を見える化
石川県加賀市は、山代温泉総湯ほか市内の共同浴場など5か所の公共施設の混雑状況を、スマートフォンでわかるようにした。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を活用して、あらゆる空き情報を配信するスタートアップ企業、株式会社バカン(東京都千代田区)の、施設内の混雑状況をAIで解析してインターネット上に自動配信するシステムを導入したことで実現した。バカンが2020年10月1日に発表した。
バカンによると、このシステムは百貨店などの大型商業施設、宿泊施設、劇場や飲食店街で導入しているという。 また、群馬県スポーツ協会が管理・運営する前橋市のスポーツ施設「群馬県総合スポーツセンター」の「ALSOKぐんまアイスアリーナ」では、株式会社ロコガイド(東京都港区)が開発した混雑状況をリアルタイムで伝えるシステム「混雑ランプ」を設置。これからの季節に利用が増える施設のコロナ対策に備えた。ロコガイドが10月1日に発表。
混雑ランプは、店舗や施設の混雑を「空き」「やや混み」「混み」の3段階で発信できるサービス。2020年5月にリリースし、これまでに静岡県浜松市や和歌山市などの自治体のほか、全国約5万店の小売店をはじめ各種施設で活用されている。