医療分野での映像技術で実績積み上げ
具体的には、高速通信規格「5G」(第5世代移動通信システム)によるオンライン診療に対し、シャープ独自の技術と製品を用いてリモート通信のソフトを開発、提供することが考えられています。
すでに一部の内視鏡メーカーに撮影する体内の状況を映し出すためのモニターに採用されるなど、映像技術での実績を積み上げはじめています。
また、デバイスだけでなく、撮影した映像を正しい色に補正して伝送するカラーマネジメントシステムの開発もスタートし、通信やAI(人工知能)技術を駆使することもアピールしています。ほかにも病院内でスタッフ、患者、医療機器などの動きを可視化するために近距離無線通信「Bluetooth」を利用した位置情報システム、配膳や薬剤運搬などを無人搬送車(AGV)で行うことなど、通信とデバイスを組み合わせた事業構想を次々に展開しています。
一時、事業が低迷していたシャープですが、事業転換することでどのように生まれ変わるのかが、とても楽しみです。
では、また!(馬医金満)