ドコモの怠慢に堪忍袋の緒が切れたNTT! 完全子会社化で仁義なき携帯料金引き下げ競争が始まる

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ドコモを非上場にすれば値下げに反対する株主もいなくなる

   また、読売新聞のこの記事は、完全子会社化について、もう一つの狙いも強調する。

「ドコモの完全子会社化で非上場にすれば、値下げに不満を持つ株主の声に左右されなくなる。ドコモの年間配当額は約3900億円。3割強の株式を持つ一般株主に『流出』していた。完全子会社化で、こうした利益を取り込めば、値下げがしやすくなるとの狙いもあった」

   朝日新聞(9月30日付)の「NTT、ドコモを完全子会社化 携帯料金下げ対応へ」は、技術革新が遅れて、ついに営業利益が国内携帯大手の3番手に沈んだドコモの再建が急務だったと強調している。

「今後、世界で競争が激しくなる高速移動通信方法『5G』を中心に投資を加速させる。法人向けビジネスもグループで連携して強化。そのためにクラウドサービスを手がけるNTTコミュニケーションズなどもドコモ傘下に移す。
携帯料金引き下げは、(これまで共食いをしていた)グループ内のムダを省き、より効率的な経営を実現できれば、値下げ分を補う資金が確保できる。今後の焦点は大容量プランだ。現状では各種割引を除いて月7000~8000円台と高めで、総務省幹部は『下げる余地は大きい』とみる」
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