花が白井に渡した「桔梗」は明智光秀の家紋 これは謀反のススメ?
さて、白井大臣が箕部幹事長に叛旗を翻すシーンで、興味深いことに気づいた人が何人かいる。
「録画した最終回を見返して気付いたことが一つ。かなりの深読みですが、半沢の奥さんの花が白井に渡した『桔梗』は明智光秀の家紋。NHK大河『麒麟がくる』でもやっているので、白井が箕部を裏切ることの暗示だったとしたら凄い伏線です」
このドラマで、一介のサラリーマンである半沢が、巨悪に真正面から向かい合う姿に励まされたという人が多かった。
「私もしがないサラリーマンですが、『たかが一本のネジでもなくなったら飛行機が飛べなくなる貴重なネジの一本だ』というセリフに熱くなりました。現実は厳しい。でも、心にはいつも正義を!と思わせるドラマでした。明日から仕事頑張ります」
「『生きていれば何とかなる』。花ちゃんの言葉。まさかこのタイミングでこんな台詞が出てくるとは。やはり、何か持っているね、このドラマは。今、この日本に一番必要な言葉だ」
「最後はすべての世代が力を合わせて大きな力と戦うところがスゴイ。このドラマはそれを伝えたかったのだと思いました。団塊の世代(中野渡頭取と大和田)、バブル世代(半沢、渡真利、黒崎、白井大臣)、ロスジェネ世代(森山、瀬名)...。それぞれが衝突を繰り返し、不満を言い合いながら、持ち味と能力を発揮していけば、巨悪と戦うことができる、と。視聴率の良さはそれに賛同する人がたくさんいたのでしょう」