コロナ関連破たんは9月に再び増勢基調に
そうしたなか、新型コロナ関連破たんも、9月に入って再び増勢基調が鮮明になっている。9月の新型コロナ関連の経営破たん(負債1000万円以上)は、18日17時時点で6件(倒産3件、弁護士一任・準備中3件)。2月からの累計では全国で504件(倒産444件、弁護士一任・準備中60件)に達し、コロナ関連破たんは2月25日に第1号が発生して以降、207日目で500件を超えた。
月別でみると、6月に単月最多の103件が発生。その後、7月は80件、8月は67件と前月を下回ってきたが、9月は18日までに63件が発生し、前月を上回るペースで増勢を強めている。また、コロナ関連破たんのうち、従業員数が判明した451件の従業員数の合計は1万287人となった。
なお、集計対象外だが、負債1000万円未満のコロナ関連の小規模倒産は累計23件判明。これにより、負債1000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計527件に達している。