慶応義塾大学の馬医金満を追うのは、どの大学だろう――。
今週(2020年9月14日週)は、ビットコインが堅調に伸びた。職業開発能力総合大学校のさっちんは、この波に乗ってプラスを確保。巻き返しの足場をつくった。「(ビットコインが)下落したタイミングで再度買い直していこうと考えています」と力を込める。ビットコインを保有する専修大学のゆうは、指値で買い注文を入れていたものの、約定せず。明治大学のITは静観の構え。
リップルを保有する馬医金満は、微増。「まだ上がると思うので、このまま長期保有といきたいところ」とほくそ笑む。
ビットコイン、分析も動かず(明治大学)
9月14日21時ごろ、前週の記事で「高騰の基準として強く意識されている」と記した1万500ドルを超えました。もともと、9月13日午前中に一度1万500ドルを一時的に超えたのですが、下に反発されてしまいました。前日以来の1万500ドルということでしたが、今回は反発されることなく、そのまま上昇トレンドに転じました。
また、今回の上昇トレンドでわかったことは、やはり図1で引いた平行チャネルが強く意識されていることです。それまで続いていたボラティリティの低いレンジ相場が、平行チャネルとネックラインに近くなったところから反発する形で上昇ました。この平行チャネルは今後も意識すべきポイントかと思われます。
さらに、図2に青いラインで書かれているレジスタンスラインとサポートラインは、対象三角形になっており、需要と供給が拮抗している状態となっていましたが、その後上昇に転じました。これは、買いの勢いが売りの勢いを超越している状態にあるといえるのではないでしょうか。
また、フィスコから興味深い記事が出されました。それは、メトカーフの法則と呼ばれる、通信ネットワークの価値は、接続するシステムの数の二乗に比例する法則をビットコインに当てはめてみたという記事です。
「この法則にビットコイン(BTC)のユニークアドレス(取引活動があるアドレス)の数を用いてフェアバリューを計算した結果、9月17日時点のビットコインのフェアバリューは1万6995ドルとなった。足元のビットコインは1万900ドル台で推移しているが、ユニークアドレス数の推移を参考に算出されたフェアバリューから比べると市場価格は割安と見ることもできる。」
参考リンク:「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割安の可能性も【フィスコ・ビットコインニュース】」(フィスコ 2020年9月18日付)
ビットコインをメトカーフの法則に当てはめると、現在の価格はフェアバリューに比べて安価であるということであり、今後1万6995ドル付近まで上昇する可能性があるということでしょう。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
メトカーフの法則は、取引活動があるアドレスの状況から、およそ半年から1年程度の先を見据えた指標です。そのため、アドレスの上昇・現状・下落シナリオの3つがあり、それぞれの予測で2020年末の予想価格が2倍以上も開きがある結果となっています。
そこで、ビットコインのアクティブアドレス数の推移を加えてみましょう。
参考リンク:glassnode
ビットコインの中期的な価格の相関性が高いこの指標は、7月に2019年の高値水準を突破していることがわかります。この二つの指標から、ビットコインは中期的に150万円を突破してくる可能性を示唆していると言えそうです。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月18日現在 1万1903円