【日韓経済戦争】「日韓融和の切り札はこの老政客しかいない!」 韓国メディアで二階幹事長が急にモテモテのわけ(1)

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日本権力の中心が「安倍-麻生」から「菅-二階」に移った

   いまや菅首相のバックにいる二階氏が日本権力の中心にいるというわけだ。そして、中央日報は二階氏がいかに「親韓・知韓派」の政治家かであるかを説明し、「二階氏の役割が活発になれば冷却一路だった韓日関係に新たな糸口が見つかるだろう」と期待するのだった。

「二階氏が初めて韓国と縁を結んだのは1980年代初期だ。和歌山県議員として地域の高校ホッケーチームを率いて訪韓し、親善試合を行った。言葉が通じない中でも生徒たちがすぐに仲良くなる様子を見て、民間交流の重要性に気づいた。その後、旅行企業が集まった全国旅行業協会の会長を務め、韓国・中国との民間交流の先頭に立った。2015年には1400人の訪問団を率いて韓国を訪れた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任直後には特使としても訪韓、2018年には自身の派閥議員全員を韓国に連れて来て研修を行った」

というほどの韓国への入れ込みだった。

   この間、多くの韓国の政財界人と人脈を築いた。特に、文大統領の側近中の側近、朴智元(パク・チウォン)国家情報院長とは20年間以上にわたる「義兄弟」のような関係だという。国家情報院は大統領直属の情報機関で、かつてはKCIA(韓国中央情報部)と呼ばれた部署だ。そこのトップと「義兄弟」だという。また、文政権の与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表とも数回にわたり個別に面談をする仲だ。

   J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、日韓の対立が深まった昨年(2019年)以降も、アンチ韓国に傾く日本の政界をよそに、独自の「日韓融和」を貫こうとする二階幹事長の動向を報じてきた。

   テレビ番組で「我々はもっと大人になって、韓国に譲れるところは譲ろう」と語って韓国で大評判になった、2019年10月1日付の「【日韓経済戦争】二階幹事長の発言『韓国に譲ろう』 日本ではベタ記事、韓国紙は1面トップの大騒ぎ」や、1200人もの韓国訪問団計画をぶち上げた、2020年1月17日付の「【日韓経済戦争】二階幹事長の『1200人訪韓計画』 日韓双方から『YOUは何しに韓国へ?』と猛批判を浴びるワケ」などだ。

   もし「1200人訪韓計画」が実現していれば、日韓関係に大きな影響を与えたかもしれないが、結局、新型コロナの感染拡大もあり頓挫した。

(福田和郎)

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