会社の「妖精さん」になっちゃうかも? あなた次第の雇用延長の心得【ひろ子ママの教訓 その21】

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頼られる、お願いされる存在になる

   そこで、まずは頼られる、お願いされる人を目指してみましょう。

   第一線で活躍していた、その栄光、捨てられないプライドがあるとしても、役割が変わったと思ってみましょう。かつての部下をサポートする役割に変わっていくのだと、気持ちを切り替えましょう。

   困っていたら、サポートする。今から続けていくことで頼れる、声をかけやすい人、相談するならOさんだ。そんなポジションを獲得していきましょう。まずは自分から与えることを意識して動くことですね。

ガッツポーズ

   では、定年退職や雇用延長のときに考えることには、どんなことがあるのでしょう。ポイントは、二つです。

◆ 定年後の生活費の計算はしておくべき
   雇用延長で困ることの一つに、報酬があります。これは、今は受け入れるしかありません。ただ、雇用延長を選択する際には、60歳以降の生活費について前もって計算しておきましょう。直前になって困らないように、退職金、生活費、支出と収入を計算します。お金の不安は心とカラダに影響を及ぼしかねません。これは、転職を検討している場合も同じこと。
   58歳で早期退職制度を利用して転職をされた方を知っていますが、事前にお金計算をしておいたことで、転職期間に対しても心の余裕ができたため、転職を成功されました。やはり、事前の準備は大切ですね。

◆ 退職・雇用延長・起業・転職、どれを選んでも正解です
   先日、雇用延長している方とお話ししましたが、報酬は下がりながらも充実された毎日を送っていらっしゃる様子で、すごく清々しい印象でした。現役時代から一歩下がり、サポートする側にまわられたことで築かれた信頼関係がうかがえました。
   最後は、自身で決めること。他に選択肢がなくて雇用延長を選んだというのではなく、自分が選んだ道、生き方という気持ちで自分の人生を楽しみましょう。退職、雇用延長、起業、転職のどれを選んでも正しかったと思えるように、選択を正解にするのはOさん自身です。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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