「相手目線」で装いを選ぶ意識が必要
ジャケットのインナーには、タートルネックのニットやモックネックのニット、Tシャツという、新しいインナーが登場してきました。ビジネス用なので、素材はきめ細やかなハイゲージで、上品な光沢があるものがオススメ。色は、白やグレーなどベーシックカラーがオススメです。
また、ジャケットを着用しなくても良くなってきているので、シャツには気を遣う必要があります。どうしたらいいでしょうか?
これまでのドレスシャツから、長袖の台襟つきポロシャツの流れがきています。着る人自身が快適ですし、相手にもきちんとした印象を与えてくれます。
ビジネスカジュアルの場合、使用する色はこれまで通りだけど、素材でラフな印象を出すのがポイントです。こうしたビジネスカジュアル用のスーツやニット、ポロシャツを持つことは、休日のキレイ目ファッションもしやすくなります。休日は、靴にボルドーなどの色物を合わせる、シャツを柄物にするなどの工夫をすると、オンオフのメリハリがつきますよ。
今年は、カジュアルなものがビジネススタイルに浸透してきそうですが、ラクであればいいというよりは、相手目線で装いを選ぶという意識は必要です。もちろん、ここぞというときは、スーツにネクタイの出番です。選ぶ服のバリエーションを豊富にし、印象操作ができることが、これからの時代のビジネスファッションになっていきます。(入澤有希子)