一般事務の仕事もいまや「事務のエキスパートが担う専門職」
研修は全8回。毎週水曜の業務時間外に行われたそうですが、毎日の「一般事務」では感じられなかった喜びを感じられたといいます。
「一番良かったのは、モチベーションが上がったことですね。これまでは、部の雑用をただただこなしてるだけ、という感じでモチベーションもまったく上がらなかったんですけど、RPAの勉強してると、自分のやってる業務が俯瞰できるようになるんです。似たようなパターンの経費精算はRPA化できるな、とか。ルーティン化してる業務はRPA化できそう、とか。必要な業務とそうでない業務も見えてくるし、優先順位もはっきりしてきますし。これまでは会社での仕事に対して、『使われて従ってる感』が強かったんですけど、RPA化のことを考えてると、『自分が主体的に仕切ってる感』が持てるんですよね」
もうおわかりですね。
腰掛けOLの代名詞だった一般事務の仕事も、いまや「事務のエキスパートが担う専門職」、「RPAに習熟しているエンジニアの仕事」として、位置づけが変わってきているのです。
研修に参加するまでは、「雑用をやらされている」と思っていたM希さん。しかし、RPA研修を受けて、RPA化の目線で自分の業務を整理するようになったら、「業務を効率的に回す仕組み作りを考えるのが楽しくなった」といいます。
まさに、これまでの時間を「浪費」するような仕事のやり方から、スキルを「蓄積」するやり方に変わったのです。仕事に従事している時間をムダにするもしないも、あなたの姿勢次第なのです。 あなたは日々の仕事に主体的に関わっていますか?
【きょうの格言】仕事時間を「浪費」ではなく「蓄積」に変えよう!
それでは、また次回。(丸ノ内ミカ)