英ポンドを追い続けている慶応義塾大学が今週(2020年9月7日週)、1000円超の利益を上げてトップに躍り出た。自身でも「不思議なくらい、うまくいった」ようで、体調不良のため取引を休んでいる専修大学を、わずかの差で抜いた。
また、英ポンドとユーロ、オーストラリアドル(豪ドル)に振り分けて投資した明治大学も、ポンドに救われ大幅なプラスを確保。これまでの損失を全額取り戻し、原点の1万円を超えて「復活」した。早稲田大学は体調を崩して取引をお休みした。
初心に帰ったら......(慶応義塾大学)
9月9日(水)
今まで、ず~っと斜めのチャネルばかり使って検証やトレードをしてきたが、いつの間にか、ただ単にとりあえず反発するライン探しになっている場合がほとんどで、相場の流れや全体的な環境認識をおろそかにしていることが多かった。
そこで、今週(9月7日週)から初心に帰って大基本である平行線(平行値幅)とトレンドラインの2つを武器として検証とトレードに徹していこうと決めた。この2つを基準に付けた見方で、自信を持ってトレードが出来るようになるまで変にチャネルをこねくり回すことをやめようと思う。
今週の初トレードは、20時過ぎ頃ポンド円で大きな反発があった後の損切りが直近安値で分かりやすい2番底狙いで1ポンド137.130円で「買い」エントリーした。その後、左ショルダーに置いておいた水色トレンドラインにタッチしたため1ポンド137.664円で決済した。プラス534円。
その後、ダウ理論で直近戻り高値を見た時、一度は反発しやすい場所だったので、1ポンド138.325円で「売り」エントリーし、1ポンド137.952円で決済した。プラス373円。
9月10日(木)
再び節目まで来たので、1ポンド138.307円で「売り」エントリーし、137.517円で決済した。プラス790円。
しかし、その後は黄色のような波形をイメージしていたため1ポンド137.202円で「買い」エントリーしたポジションは、1ポンド137.087円で損切りする羽目になった。マイナス230円。
思った以上に今週のトレードがうまくいって、自分でも不思議だ。基準を大切に来週からも頑張っていきたい。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
下落トレンドがひと段落した場面で、うまく相場に乗ることができていますね。利益確定と戻り売りのタイミングも素晴らしいと思います。FXはテクニカルトレーダーが多く、筆者の友人も値動きとテクニカル指標のみで生活している専業トレーダーが何人もいます。彼らが最終的にたどり着くのが、シンプルな売買手法。移動平均線とトレンドラインのみ。ローソク足チャートと移動平均線のみと、判断指標を絞り、売買するタイミングも絞り、非常にメリハリのある取引を行っています。さまざまな検証を行ってみるのは大事ですが、最終的には自信にあった手法に絞り込んで取引を行うことが、収益アップにつながるのではないでしょうか。
英国では、14日下院で「EU離脱協定をほごにする法案の基本方針が賛成多数で承認。来週には採決となる見込みです。EU(欧州連合)側は、法案が成立すれば「国際法違反だ」と猛反発しており、双方の対立は一段と激しくなることが必須。英ポンドはまだまだ大きく動きそうですね!
前週からの損益 プラス1467円
9月11日現在 1万3850円
◆ 今週は取引をお休みしました(早稲田大学)
今週は体調があまり優れず、取引ができませんでした。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月11日現在 1万2176円
◆ 体調不良のため、お休みをいただいています(専修大学)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月11日現在 1万3824円