米国株は過熱しすぎ
「投資のプロ」バフェット氏は、割安な株式を長期保有して、株価が上がったときに売り抜ける手法が得意とされる一方で、自身が理解できない事業を展開する会社には投資しないともいいます。そんなバフェット氏が日本の5大商社株を買ったのです。
今回の米バークシャー・ハサウェイによる商社株の取得は、バフェット氏が米中対立で打撃となった貿易の回復力に加え、一たん落ち込んだ資源価格も戻るというイメージを持っているという、二つの理由が考えられると思われます。
特に米国株の上昇が過熱しすぎる状況になっており、その中で世界中を見渡して割安な銘柄を買ったと考えられ、日本の商社が世界のさまざまな場所で事業を展開しているため、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後の、世界経済の回復をにらんで株式を取得したのではないでしょうか。
日本の総合商社は現在、事業投資や事業経営にも力を入れており、プライベート・エクイティ・ファンドとも業態が似ていていると感じているので、その点では今後の成長性はまだまだ高いのではないかな、と思っています。
では、また!(馬医金満)