【コロナに勝つ! ニッポンの会社】高度化するホテルの集客策 ウイルス専門家監修のブッフェ、ウェブツール導入 

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ホテル・旅館業99.5%「コロナ禍続く......」

   日本政策金融公庫が2020年6月中旬に実施したホテル・旅館業への新型コロナウイルスの感染拡大の影響に関する調査によると、47.8%の企業が「売り上げが50%以上減った」と回答。さらに、半数以上の54.6%のホテル・旅館業が「売り上げの80%減」と答え、深刻な打撃を受けたことが示された。また、新型コロナについて、調査時点で「影響があり今後も続く見込み」との回答は全体で88.7%だったが、ホテル・旅館業ではこの回答が99.5%と際立っており、危機感の強さがうかがえる。

   こうした背景があり、ホテル・旅館業では、接客を伴う他の業種に比べて、概してコロナ対策は高度化・先進化しているとみられる。温泉旅館の大浴場など、施設内の混雑状況が部屋に居ながらわかるようにするなどのアプリの導入も、いち早く実施された。

アプリのインストールなしで利用できる
アプリのインストールなしで利用できる

   沖縄ハーバービューホテル(那覇市)では9月から、お客が室内で各種案内に手を触れることを最小限にするため、ウェブ接客ツール「プライムコンシェルジュ」の運用を始めた。

   お客がスマホで施設内の情報を、専用のQRコードを読み取って確認できるので、アプリのインストールは不要になる。同ホテルを運営する株式会社ホテルマネージメントジャパン(東京都渋谷区)が9月9日に明らかにした。

   「プライムコンシェルジュ」で、スタッフと接触することなしに館内インフォメーションが得られ、朝食会場でもあるレストランの混雑状況が確認できるほか、宿泊者限定のクーポン表示など特典利用にも使える。

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