「枠にとらわれなくてもいい」自由な発想を
さまざまな企画に挑戦するプロジェクト型のオンラインサロン「社外取締役」の運営を通じて林さんは、人とつながる場ができたことを強みだと感じている。そして、プロジェクトに取り組む際には、社名とサロン名の英語読みでもある「アウトサイダーディレクターズ」という立場と視点には、こだわりを持って臨んでいる。
「インサイダーの視点ではなかなか思いつかないこと、できないことを、市場や業界の慣習にとらわれず、本当にニーズがあるものを見いだしたい、ニーズを生み出したい、という思いがあります。それは、メンバーの皆さんにとっても普段の仕事ではなかなかやりづらくて、こういう場だからこそ実現できることかもしれません。活動を通じて、枠にとらわれなくてもいいんだ、と実感してもらえたらなと思います」
9月からは、やはり応募殺到につき選考を経て参加することになった2期生120人が合流する。
林さんは、
「『(社外取締役の)▲マークのプロジェクト、よく見るね』と言われるように、たくさんプロデュースの事例を増やしたい。さまざまな才能を持ったアウトサイダーたちとジョインして、もっともっとおもしろいことをやりたいですね」
と、期待を寄せている。
プロフィール
林 哲平(はやし・てっぺい)
BETSUDAI Inc. TOKYO(ベツダイ東京支社) 経営最高責任者(CEO)
株式会社 社外取締役 共同代表
広告、出版系の企業で映画・ファッション業界をはじめとした広告・プロモーションに関わる。総合不動産デベロッパーのベツダイ(大分市)に入社後、グッドデザイン受賞住宅「ZERO-CUBE」のブランディングを担当。2010年から新築規格住宅のフランチャイズ「LIFE LABEL」、住宅エンターテインメントメディア「Dolive」を主宰する。
2013年からベツダイ東京支社CEO。2020年に株式会社 社外取締役を設立。