なかなか上昇気流に乗れず......(明治大学)
こんにちは、明治大学投資サークルBreakouts! 元幹事長の池田慶吾です。幹事長および交渉役を引き継ぎました。
今週(8月24日週)は前週の改善点を引き継ぎ、東京時間が終わる15時前後で、前日比で最も変動が大きいものに対して「順張り」する手法を検証しましたので、その結果を報告します。
また、今回はクロストレードについて書いて行きたいと思います。トレード不可能な通貨ペアを成立させるいわば裏技のようなものですので、是非ご覧ください。
1.東京時間引けの順張り
今回は見出し2のクロストレードがメインですので、単なる結果発表となります。
ご覧のとおり、負けでした。利益確定のタイミングが難しく、25日(火)の英ポンドは利益確定してから、さらにもう一段上げたので非常に後悔しました。
また26日(水)ですが、前日比変動幅が大差のなかった2種類の通貨ペアでエントリーした結果、両方で負けてしまいました。取引単位は500通貨。
正直、もうクロス円で勝つのはほぼ無理です。ふだんドルストレートの通貨ペアの取引をするので、そちらに移行する方法を考えました。
2.クロストレード
さて、ドルストレートの取引をするためにクロストレードという方法を取りました。たとえば、ユーロドルを買いでエントリーしたいけど、クロス円しか取引ができないという状況なら、ユーロ円を買って、ドル円を同じだけ売れば結局同じです。
<考え方>
ユーロドル買い=ユーロ買い+ドル売り......(1)
ユーロ円買い=ユーロ買い+円売り......(2)
ドル円売り=ドル売り+円買い......(3)
(2)と(3)を合わせると、円は買いと売りが相殺されるので、「ユーロ買い+円売り+ドル売り+円買い=ユーロ買い+ドル売り」となり、これは(1)と等しいのでユーロドル買いと同じ効果が得られる。
この方法を使うことで、例えばユーロ/カナダドルのようなFX業者が提供していない通貨ペアの取引が可能になるという裏技になります。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
損益はマイナスとなってしまいましたが、エントリーのタイミングは悪くないと思います。特に、英ポンド円とニュージーランドドル円はその後に大きく上昇しました。どこかで大きなホームランを打ってくれることを期待しています。
さて、FXは通貨の組み合わせなので、この考え方は非常に大切です。ドル円を買う場合でも、円売りなのか、ドル買いなのか、それとも、ユーロ売りでドルが買われているのかなど、多くの通貨ペアをウォッチしたうえで最適な通貨ペアを導き出すなどの方法があります。
なお、個人的に過去6年で最大のパフォーマンスを上げている通貨ペアはユーロ/トルコリラです。なんと過去6年で価格が4倍以上になっているという驚異的な値動きとなっています。ご参考に。
前週からの損益 マイナス27円
8月28日現在 9085円