「販促型」と「コミュニケーション型」
2008年に上陸したツイッターは、利用者を限定する運営でクローズドなミクシーに対し、オープンで多くの人へと情報が拡散される仕組みは魅力的だ。利用は基本的に無料で、フェイスブックやラインの企業活用が進むなかでも、ツイッターは「匿名性」によるゆるいつながりが期待でき、利用価値は一段上。利用しやすさから若者を中心に利用が増え続けており、企業にとっては利用しない手はないコミュニケーションツールであり、消費者向けメディアなのだ。
企業のツイッター運用方法は大きく「販促型」と「コミュニケーション型」に分けられる。販促型の例はプレゼントキャンペーンの展開。これはフォロワーが増えるが、景品目当てで集まったものなので自社のコアなファンづくりにつながるかどうかは不確かだ。自社商品を楽しんでもらう姿勢でツイートを続ける「コミュニケーション型」の方が、ファンにつながるフォロワーを増やし、販促の効果を高めることにつながるという。6社はいずれも後者のパターンで成功している。