取引を改善、プラスを確保(明治大学)
こんにちは。明治大学投資サークルBreakouts!の池田慶吾です。
今回はこれまでの買いと売りを混ぜる手法に感じた違和感と、改善についてお話しします。
1.直近2週間のテスト
これまでは15時の時点で、前日比で最も上昇している通貨ペアを買い、最も下落している通貨ペアを売りとしていました。
その結果、半分以上の取引で損切りになったほか、買いも売りも損切りすることもあり、資金は増えませんでした。
2.気づいたこと
この手法を試していく過程で、〈ドル円売り+クロス円買い〉のエントリーが最多で、ほとんどドル円を損切りしていました。
これはリスクセンチメンタルの反映が影響していたと考えています。相場が強気の場面では、ドルストレート(ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル)が上昇しているため、ドルが売られています。その場合、ドル円は他のクロス円通貨ペアが上昇するなか、円安との引っ張り合いになってしまって、上げが鈍いために「きょうはドル円が弱い」という判断になってしまうのだと思いました。
3.改善
ここで考えたのは、ドル円は取引に向かないため、クロス円で前日比の絶対値が大きいものを単独で取引するという手法です。
(例)
最もあげているのがカナダドル(前日比プラス1円2銭)、最も下げているのがドル円(マイナス0円5銭)なら、カナダドルの買いのみエントリーします。
4.実際の取引は下記のとおりです。
今週は余計な取引をやめたことで、利益効率が改善されたかと思います。まだ改善点があるとは思うので、今後もマーケットの状況を注意深く監視し、手法に不備があれば躊躇なく変更していきたいと考えています。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
毎週着実に改善点を発見し、最適化に向けて取引を絞り込めている検証の様子が伝わってきます。まさに池田アルゴリズム! 現在の相場は動きが鈍い日が多いため、難易度は高いと思いますが、数か月続けることによりエッジのある売買戦略が見えてくるかと思います。
直近の取引では、かなり成果を上げているようですので、この売買戦略が完成された時には2字曲線のようなパフォーマンスを上げるのではないでしょうか。夏枯れ相場を終えて、相場変動が激しくなった際のパフォーマンスに期待しています。
ちなみに、過去の相場において8月末買い12月末売りは株式でもクロス円でも高いパフォーマンスを発揮しているため、そのあたりも検証してみてください!
前週からの損益 プラス62円
8月21日現在 9112円