今週(2020年8月17日週)は、早稲田大学と明治大学がそれぞれ、これまでの取引手法を見直してチャレンジした。早大はこれまでの投機筋を使った取引をやめ、「初心に戻って」レジスタンスライン・サポートラインを使った取引手法に変更。二番底を狙ってエントリーすると就寝前に決済して、ガッチリ!
明治大学も、これまでの買いと売りを混ぜる手法に違和感を覚え、取引を見直し。「利益効率が改善された」と、プラスを確保。「手法に不備があれば躊躇なく変更していきたい」と気持ちを引き締める。
慶応義塾大学は英ポンドで取引を継続するも、今週はやや後退。専修大学は夏風邪がなかなか治らず、取引できずにいる。
トルコリラが再び最安値(早稲田大学)
今週(8月17日週)は一たん、今まで頼ってきた投機筋を使った取引をやめ、初心に戻って抵抗線(レジスタンスライン=高値圏で上昇する値段の抵抗となっている価格帯のこと)・支持線(サポートライン=底値圏で下落する値段を支えている価格帯のこと)から値動きを予想して取引した。
今週前半は下降トレンドで、自分は今まで基本「買い」エントリーをしてきたため、今回も買いのタイミングをうかがっていた。
8月19日(水)に、ギリギリ1ドル=105円を下回らないところで上昇し始めたため、そこに支持線(サポートライン)を引き、その付近まで下がってくるのを待っていた。
先ほどのトレンド転換は19日朝のことだが、さっそくその日の夜にほぼ同じ値まで下がったので二番底(wみたいな形のやつ)と判断して1ドル=105.2013円で300通貨エントリー、寝る前に決済したかったので、105.6134円で決済した。
今週の取引はこれだけで、143円の利益を得た。
さて、次はトルコリラ。最初のほうにかなり関心を寄せていたが、最近投機筋によるドル円取引に力を入れていたため放置ぎみであった。しかし、久しぶりにトルコリラの相場を見るとすごいことになっていた。
前週、いつの間にかリラ円が最安値を更新していた。これは買い取引をしたい自分としては、これから目が離せなさそうだ。
さらに、今週はトルコの政策金利発表があった。自分はリラ安が進んでいるから、政策金利を上げるべきなのではと思い、前回の8.25%から上昇すると予想した。その根拠としては、現在トルコは東地中海でギリシャやEU(欧州連合)とガス田開発を巡ってバトルしているわけだが、黒海のほうでガス田が見つかったということで、トルコ経済の回復が見られそうだったからだ。
しかし、市場は8.25%キープと予想していたので、ここで調子にのるとヤバいかもと思い、今回、経済指標取引は控えることにした。
結果、市場の予想どおり8.25%で変動なしだった。この結果が自分は納得していないが、そんなこと言っても仕方ないので、自分の予想がハズレたことをきっぱりと認めて次の取引の準備をしようと思う。 今回の政策金利発表では取引をしなかったが、トルコリラは様子見ということで今後もっと注視していこうと思う。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ドル円を1ドル=105円まで引き付けたナイストレードです。動きがない相場のなか、105円は非常に意識されている節目となっており、7月末にあった105円割れの期間は短時間であったことから、そのレベルは買いが入りやすい水準だったのではないでしょうか。
さて、トルコの政策金利に抱く気持ちは市場参加者の多くは同じだと思います。市場予想は変更なしとされていながらも、経済状況を鑑みると利上げが行われるのが自然。しかしながら、エルドアン大統領の意思もあり、利上げは据え置きになったのではないでしょうか。
しかしながら、このままいくと年内に利上げを行われる可能性は高いのではないかと思います。次回の政策金利は9月24日となっています。
前週からの損益 プラス 143円
8月21日現在 1万1918円