夫から小遣いをもらう人は6割、残りは自力で工夫する
また、専業主婦はどうやってお小遣いをひねり出しているのか、そして毎月のお小遣いの額はいくらくらいなのだろうか。2019年11月、ホームページ制作会社ビズヒッツが運営する生活サイト「暮らしの小箱」が、「既婚女性1000人を対象にアンケート:妻のお小遣いは平均いくら?」という調査をまとめて発表した。
それによると、専業主婦は「夫の給料から」お小遣いという形でもらっているのが60%という結果に。残りの4割は、自力でお小遣いを捻出しているのだ。その方法は「家計のあまり」で30%。「働いていた頃の自分の貯金から」が7%。「アンケートサイトやフリマアプリなどのポイントを貯めて」が6%、さらに児童手当など公的な各種手当てからの捻出が2%と、非常にチマチマと苦労してひねり出しているのがわかった=図表1参照。
こうして手に入れた専業主婦全体のお小遣いの平均額は1万3391円だが、全体の約8割を占めるボリュームゾーンの平均額は7876円だった。共働き妻のお小遣いのボリュームゾーンの平均額2万4671円に比べると、3分の1だ。専業主婦の中には、「お小遣いがない」と回答した人も全体の15%もいたのだ=図表2参照。
(福田和郎)