光を反射する「白」と吸収する「黒」プライドが高いのはどっち?
ここまで虹の7色にある色を中心にタイプ別に紹介してきました。他にも色はたくさんありますが、白と黒についてお伝えします。
白とは、太陽の光の色です。色みに偏りがなく、虹の7色の波長の光をバランスよく含んでいます。白い紙は、受けた光を反射します。炎天下で白い紙を見ると眩しいですよね。
一方、黒は光をすべて吸収する色です。光を反射しません。炎天下に置いていた自転車の黒いハンドルやサドルは、熱くて触れないことがありますよね。
白と黒に、この色の中間にあるグレーを、色彩学では「無彩色」と言います。色みのない色として分類します。
では、白を好む人は、どんな人でしょうか?
白が好きという人は、純粋で素直。人の意見を吸収する柔軟性があります。高い理想を追求し、完璧を求めるタイプ。プライドが高く、少し自惚れてしまうところもあります。キャラクターでいうと、主人公へのアドバイザータイプ。年上であったり、この世のものではない存在だったりします。
このタイプに喜ばれる言葉は、
「さすが!」
「憧れます」
「○○さんみたいな人になりたいです」
など、尊敬を伝えるのといいです。
最後に黒です。黒が好きな人は、自分を強く見せたいという思いがある人。プライドが高く、自分の価値の高さを認めさせたいと思っています。人を動かす才能があり、存在感もありますが、反発心が強く、素直さに欠ける部分があります。自分の弱さを隠している繊細さがあります。キャラクターでいうと、特別に強い力を持っている人。敵役が多いです。
このタイプが言われて嬉しい言葉は、
「○○さんは強いですね」
「かっこいいですね」
「他とは一線を画しますね」
とプライドをくすぐる言葉です。
前編・後編にわたってお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。「あの人はキャラクターだと黄色タイプだな」などタイプに当てはめて理解すると、コミュニケーションも円滑になるかもしれません。相手を理解できる切り口が少しでも増えたと思っていただけたら幸いです。
ちょっとしたおしゃべりタイムに好きな色を聞いて、分析しあってみると盛り上がりますよ。(入澤有希子)