会社での生活といえば、周りの人との人間関係がとても大事。自分も相手も気持ちよく仕事をしていくには、相手に合わせたコミュニケーション術を身につけたいものです。
そこで、今回は「色」からわかる相手のタイプ別攻略術をお伝えします。
とはいえ、なぜ色から人の心理がわかるのでしょうか――。知っていると、ちょっと差がつく知識かもしれません。
色を科学すると「人」がわかる!?
かのアイザック・ニュートンは、「色彩は光そのものである」という言葉を残しています。そもそも、色ってなんでしょう?
色とは、光です。太陽の光はさまざまな色の光からなり、それぞれの異なる屈折率によって、虹の7色に分散します。赤、橙、黄、緑、青、藍、青紫です。
では、光とは何でしょうか?
光とは電磁波です。真夏に海辺の砂が熱くなるのは、太陽の光で目に見えない赤外線が温めているからです。赤外線は見えませんが、光は赤から肉眼で見えはじめ、紫を経て、再び目に見えない紫外線になります。
電磁波には、赤外線、光、紫外線以外にも、さまざまな種類があります。電磁波は、一直線に進むのではなく、波を描きながら進みます。電磁波の種類を、波長の長さで分類することができます。
波長の長い電磁波は、遠くまでよく届くテレビ波やラジオ波が代表的。光では赤が一番波長の長い色です。波長の短い色の代表は、青です。
では、色はどこで見ているでしょうか?
もちろん、目で見ていますが、皮膚でも色を見て(感じて)います。光の波長の違いを皮膚でも感じることができ、波長の長い光では、筋肉は緊張し、波長の短い光では筋肉は弛緩します。
私たちのカラダは種々の元素からできています。元素はつねに振動しているため、光や色彩の波長(振動)に呼応し、影響を受けるのです。
色で人の気持ちがわかるというのは、魔法ではなく、こうした根拠があります。人間は色を目だけでなく、カラダで、そして心でも受け止めているからなのです。