仮想通貨市場はホットな、高価格の状況が続いている。そうしたなか、積極的に動いたのが明治大学のIT。夏休みの到来に、「自分の打ち込める時間ができた」と気合を入れる。
一方、慶応義塾大学の馬医金満はひと休み。ビットコインやリップルが高値安定だったため、「市場に入るタイミングを見失ってしまい、動けずじまいとなってしまった」という。専修大学のゆうは、ビットコインの価格が急上昇してから、やや傍観的で動向を探っている状況。「買い」のタイミングを待つ。
第17週の終了時で、頭ひとつ抜け出している慶応義塾大学だが、明治大学、専修大学の足音が聞こえてきそうだ。
1万2000円の「壁」を越えないビットコイン(明治大学)
春学期試験も終わり、夏休みが始まりました。もともとリモート授業だったので、夏休みに入った実感もなんだか湧かないのですが、これでより一層、自分の打ち込みたいことに打ち込める時間ができました。仮想通貨もその一つです。頑張って取引していきたいと思います。 さて、前週の記事でも書いたように、Zaifやコインテレグラフといった多くの仮想通貨情報誌や、マイケル・ノボグラッツ氏などの著名な資産家が、年末にかけてビットコインが大きく上昇することを示唆しています。特に、1万2000~1万3000ドルあたりの値を超える瞬間が、歴史的な暴騰が発生するキャズム(溝)であると主張しています。
また、現時点からでも長期保有を推奨する投資家もおり、市場全体が買い目線になっていることがわかります。
よって、8月8日 14時39分、契約数70でビットコインを買いました。一応、長期保有として購入しましたが、雲行きが怪しくなれば、臨機応変に売却しようと考えています。
8月10日9時頃、ビットコインチャートの3時間足で、大きな陽線がつきました。このまま8月2日につけた1万2000ドルの高値を更新するかと思われましたが、やはり1万2000ドルの壁は高く、10日の急騰でも1万2000ドルを超えることはできませんでした。
この急騰直後のローソク足を3時間足で見ると、やはりここは一たん調整が入ると見て、契約数70をすべて売却しました。その後、上ヒゲが1万2100ドルまで届きはしましたが、実体はついていけず、そのまま下降していきました。
下降が少しばかり続き、1万2000ドルの高値から、ある程度距離が離れた8月11日22時2分、契約数100で再びビットコインを購入。その後、11日午前に下降の勢いが尽き、再び上昇に転じました。今度こそ高止まりせず、そのまま1万2000ドルの壁を超えてほしいものです。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
高値でうまく回転売買ができましたね。ビットコイン先物では1万2700ドル付近を付けており、136万円付近までの上昇は織り込んでそうです。中期的な相場と相関性のあるビットコインのアクティブアドレス数の推移(studio.glassnode.com)を見ると、2019年の高値の水準を越えてきました。2019年の高値は150万円でしたから、これだけを見るとそこまでの上昇余力はあると考えられます。相関性の高いハッシュレートを見ても、着実に平均値が上昇してきています。この二つの指標とみても、かなり上昇余力はありそうです。売買代金や新規の口座数が加速すれば、さらに強力な材料となりそうです。
前週からの損益 プラス242円
8月14日現在 1万1093円
保有する仮想通貨 ビットコイン
買いのタイミング見失い......(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(8月10日週)も前週の相場に引き続き、かなりホットでずうっと価格の高い1週間でした。ビットコイン(BTC)は引き続き120万円台、イーサリアムはかなり上昇し4万6000円台にまで高騰しています。
世界情勢の先行きな不透明なことに加え、米中の対立激化で世界的金融緩和や香港情勢などの地政学・政情不安が、資本逃避を後押しするともいわれています。
実際に2019年の米中貿易摩擦では、各国における通貨安競争に起因する世界的な金融市場の不確実性が、金(ゴールド)およびビットコイン市場への関心と上昇をもたらしており、今後もそういった流れが起きることは十分にあるかなと思っています。
また、今週の気になったニュースとしては、ビジネスインテリジェンスサービスを提供する米ナスダック上場企業のMicroStrategyが、自社の経営戦略を修正し、2万BTCを保有したことが報じられました。同社は7月末の株主総会で、金利が現在ほとんど発生していないことや、中央銀行によるインフレリスクといった問題点を指摘し、米ドルの保有高を減らす投資方針を打ち出していました。
今後1年間で最大2.5億ドルをBTCや金などの代替資産に投資する戦略を発表しています。同社の筆頭株主は、世界最大の資産運用会社であるブラックロックであり、今後の仮想通貨がますます上昇トレンドになるのではないかと考えています。
さて、今週は取引していません。
ビットコイン、リップルともに安定した相場だったので入るタイミングを見失ってしまい、動けずじまいとなってしまいました。
ただ、今後は長期間にわたって上昇トレンドに入るのではないかと考えており、どこかちょっと下がったタイミングで買いたいと思っています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
米ナスダックに上場する企業(MicroStrategy)が資産運用として巨額のビットコインを保有するというニュースは非常にインパクトがあります。しかも、同社の株価はこれを好感して、5%ほど上昇しました。ビットコインがインフレヘッジの金融商品として認められてきている証拠です。
世界三大投資家の一人とされるジム・ロジャーズ氏は、金(ゴールド)と銀(シルバー)を所有していると公表。ビットコインは保有していないものの、「もっと知っておけば良かった。私がもっと賢ければ、最初に人から仮想通貨について聞いた段階で購入していただろう」とコメントしました。
2018年あたりは、ビットコインに対する批判的で懐疑的な意見がありましたが、最近では暴落した2月であっても、そういった意見が出ておらず、人々の意識の変化がうかがえます。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月14日現在 1万4229円
保有する仮想通貨 なし