買いのタイミング見失い......(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(8月10日週)も前週の相場に引き続き、かなりホットでずうっと価格の高い1週間でした。ビットコイン(BTC)は引き続き120万円台、イーサリアムはかなり上昇し4万6000円台にまで高騰しています。
世界情勢の先行きな不透明なことに加え、米中の対立激化で世界的金融緩和や香港情勢などの地政学・政情不安が、資本逃避を後押しするともいわれています。
実際に2019年の米中貿易摩擦では、各国における通貨安競争に起因する世界的な金融市場の不確実性が、金(ゴールド)およびビットコイン市場への関心と上昇をもたらしており、今後もそういった流れが起きることは十分にあるかなと思っています。
また、今週の気になったニュースとしては、ビジネスインテリジェンスサービスを提供する米ナスダック上場企業のMicroStrategyが、自社の経営戦略を修正し、2万BTCを保有したことが報じられました。同社は7月末の株主総会で、金利が現在ほとんど発生していないことや、中央銀行によるインフレリスクといった問題点を指摘し、米ドルの保有高を減らす投資方針を打ち出していました。
今後1年間で最大2.5億ドルをBTCや金などの代替資産に投資する戦略を発表しています。同社の筆頭株主は、世界最大の資産運用会社であるブラックロックであり、今後の仮想通貨がますます上昇トレンドになるのではないかと考えています。
さて、今週は取引していません。
ビットコイン、リップルともに安定した相場だったので入るタイミングを見失ってしまい、動けずじまいとなってしまいました。
ただ、今後は長期間にわたって上昇トレンドに入るのではないかと考えており、どこかちょっと下がったタイミングで買いたいと思っています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
米ナスダックに上場する企業(MicroStrategy)が資産運用として巨額のビットコインを保有するというニュースは非常にインパクトがあります。しかも、同社の株価はこれを好感して、5%ほど上昇しました。ビットコインがインフレヘッジの金融商品として認められてきている証拠です。
世界三大投資家の一人とされるジム・ロジャーズ氏は、金(ゴールド)と銀(シルバー)を所有していると公表。ビットコインは保有していないものの、「もっと知っておけば良かった。私がもっと賢ければ、最初に人から仮想通貨について聞いた段階で購入していただろう」とコメントしました。
2018年あたりは、ビットコインに対する批判的で懐疑的な意見がありましたが、最近では暴落した2月であっても、そういった意見が出ておらず、人々の意識の変化がうかがえます。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月14日現在 1万4229円
保有する仮想通貨 なし