コロナ禍で管理職の残業が増えた! 仕事量が減らないなら、自分で自分を守るしかありません【ひろ子ママの教訓 その17】

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   きょうは50代管理職のTさんです。目の下にクマができて、ずいぶんお疲れですが、どうかしましたか。

「テレワークって、会社に行く移動時間がなくなったので少し楽できるのかな? と思っていたのですが、実際はその時間もびっしり会議が入って...... 部下に空いている時間を打ち合わせに抑えられてしまうんですよね。逆に仕事量が増え、今はコロナ対策の会議も入ってくるので、むしろ残業が増えました。先日は久しぶりに徹夜でしたよ。クマも消えないですね。こんな状態が数か月続いているので身が持ちません」

   コロナ前からの働き方改革関連法で、一般社員の残業時間を減らそうということで、その減らした分が管理職に降りかかるという、おかしな流れになっていました。管理職の働き方改革が進まない限りは、管理職にのし掛かる負担は減っていかないでしょう。

  • 50代、体力と気力だけでは身が持たなくなってきている
    50代、体力と気力だけでは身が持たなくなってきている
  • 50代、体力と気力だけでは身が持たなくなってきている

部下に仕事を任せることも必要です

   Tさんのお話から、ご自身で仕事を抱え込んでしまっている様子もうかがえました。それではいくら体力に自信があっても疲れには勝てません。健康にも気をつけたい年齢ですからね。

   ただ、会社や社会の変化を待っていては身が持ちません。今、自分でできること、まずは自分で自分を守ることをオススメします。

   そのためには、部下が主体的に動けるように、必要な材料を与えあとは見守る作戦をとってみましょう。Tさんが細かく指示を出したほうが、効率はいいのかもしれませんが、それではテレワークで求められる自律的な業務が遂行されません。トライアル期間と捉えて、任せてみてはどうでしょう。...... 逆に最初は時間がかかり、さらに残業が増えてしまう可能性もありますが。(汗)

   オンラインでも会議や打ち合わせはできますが、実際に会って、顔を見ながらの会議よりも情報量は減ります。たとえば、商品のサンプルをリアルな会議では手で触りながら確かめることができますが、オンライン上では視覚で理解するしかありません。相手に伝わる部分はリアルよりも少ないという気持ちを持ちながら、相手に伝えてみましょう。大事なのは「自分が伝えた」ではなく「相手に伝わった」です。「伝える」ことや部下に聞く「質問力」などもまだまだ鍛えることはできるはずです。伝える能力を鍛えることが時間短縮にもなりますね。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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