思い込んでやってみる
では、どのように見極めればいいのでしょうか――。ポイントとなるのは、自分を立ててほしいタイプなのか、違うのか。会話に耳を傾けます。
自慢話が多い人は自分を立ててほしい可能性が大。フランクに話すと嫌われる可能性があるので避けましょう。逆にタイプとわかれば、フランクな会話をしてみてもいい可能性が大。試してみては、どうでしょうか?
堅苦しい言い方
「ご多忙とは存じますが、何とかお願いできないでしょうか?」
フランクな言い方
「忙しいでしょうけど、お願いしますよ」
といったぐらいの話し方をしてみるのです。相手を間違えなければ、お互いの距離をグッと近くして、仕事がスムーズに進むことになります。
こうした言い方は、苦手なのに意識的に活用。企業経営者と仲良くなって大きな仕事をまとめている営業。役員に無理難題を頼んで、社内をまとめている管理職など、フランクな話しぶりを武器にしている人にたくさん会いました。
自分は礼儀正しく話したいけど、相手はそうでもない。むしろフランクに話してくれたほうがうれしい...... と思い込んで、やるのだそうです。するとフランクな話し方に慣れてくるようです。
勇気をもって、試してみてください。(高城幸司)