札幌・円山に無人型スマートホテルが登場
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新たに時代のキーワードになった「非接触」。飲食店などではタブレットを使った注文・精算、ロボットによる配膳などのシステム導入が進められているが、接客が欠かせないとみられた宿泊施設でも非接触化が実現した。
広告の販促企画などの事業を行っている札幌市の株式会社インサイトが設立した子会社、株式会社インバイトは、市内で大和ハウス工業から運営委託を受けた無人型スマートホテルをオープンした。8月14日の発表。
札幌市のおしゃれエリアとされる円山地区で、マンションをフルリノベーションした「LESTEL. MARU(レステルマル)」がそれ。客室は30室。最大10人が宿泊できるプレミアムルームから、ひとり旅向けのドミトリールームを用意した。ミニキッチンを備えた客室もあり、また、共用部にコインランドリーを設け、長期滞在にも対応している。
館内には新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、フロントスタッフは常駐しない。チェックインは専用タブレットやスマートロックなどICT機器を使用したセルフチェックインシステムを導入している。