上昇傾向にあったリップルを保有して、売るタイミングを計っていた慶応義塾大学の馬医金満が今週(2020年8月3日週)動いた。「このまま落ちるかも知れない」と考え、すべて売却。前週に比べて値下がりしていたが、「このままズルズル行くよりは良い」と判断した。
一方、専修大学のゆうはビットコインの「買い」のタイミングを待つ。「120万円を切ったあたりで......」と狙う。明治大学のITは、期末試験のため、取引を見送った。
大幅下落を懸念、リップルを売却(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週もかなり良い相場でした。ビットコイン(BTC)は2020年8月10日、1万2000ドル(約120万円)を突破しました。
上昇した理由としては、米スクエア社の第2四半期のBTC売上高が前年同月と比べて7倍になったとの発表を手掛かりにBTCが動意づく(動きはじめる)と、雇用統計のネガティブサプライズがドルの下押し材料となり、対ドルの市場が先導するBTCは一段高で124万円台を回復。市場の上昇をけん引したことが原因だと思います。
5日発表の雇用統計では、7月の雇用者数の前月比が市場予想のプラス120万人を大幅に下回る、プラス16万7000人となったことから、今後発表される米労働省の雇用統計が注目されます。
こちらの結果によっては、ドルにさらなる売り圧力がかかることが予想されることから、BTCは130万円以上を目指す可能性もあると考えています。
またリップル(XRP)は、前週こそ32円台を推移していましたが、こちらはビットコインや金(ゴールド)に資金が移動したのが原因か、31円台に下落しています。
さて、今週の取引ですが、リップルがこのまま落ちるかも知れないと考えたため、購入した7000円分のリップルをすべて売却しました。31.2円で売却したため、前週に比べて389円マイナスの1万4229円に落ちましたが、このままズルズル行くよりは良いのかなと思って、いい取引だったのではないかなと思っています。
その中で、今後ビットコインがまだ上昇するシグナルはまだあると思うので、そのシグナルがあったらすぐ買いたいと思います。現在、保有する通貨はありません。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
リップルの売却は良いところでしたね。地域版Swellでの盛り上がりが一巡し、分散型金融(DeFi)への注目度がさらに高まっているように感じています。
また、ビットコインへの投資ニュースも加速しています。少し長いデータでは、2019年11月?20年3月では、欧米774の機関投資家のうち、20%がビットコイン先物により仮想通貨市場に参入したそうです(米国の金融大手フィデリティ傘下FDAの調査レポート)。
また、米仮想通貨投資ファンドであるNew York Digital Investment Group(NYDIG)も新規ファンドを立ち上げています。このファンドは、ニューヨーク州でライセンスを取得しており、中国にも顧客を抱えている運用会社により助言を受けて設立されているところがポイントです。つまり、中国からのキャピタルフライト(資産逃避)としてビットコインが買われる可能性の要因となります。
前週からの損益 マイナス389円
8月7日現在 1万4229円