「推奨」は強制的に「やれ」に近い動きをいう
ちなみに変化の刺激を会社に期待してはいけません。自らが仕掛けて刺激をもたらしましょう。たとえば、イマドキ話題の副業を果敢に取り組む。日本政府は「働き方改革」で副業や兼業を推進しています。
ただし、多数の企業が副業を就業規則で禁じていたため、広がりが遅れていました。ところがメガバンクの行員全般や大企業の役員クラスで副業が推奨されるようになりました。
推奨ということは強制的に「やれ」に近い動きと言えます。おそらく数年後には副業・兼業していないと出世できない、評価が低いという極端な流れに変わっていく気配され感じます。
こうした流れに便乗して変化の刺激を自分に提供しましょう。すると、兼業・副業がこれまでの仕事にもいい刺激を提供してモチベーションを上げたり下げたりしてくれることが多いようです。
マンネリ化していると感じていた仕事を客観的にみる機会にもなり、仕事を通じた成長実感が戻ってきた...... と話してくれる人が周囲でもたくさんいます。ただ、兼業・副業までは難しいと考えるなら、社内外で新たな仕事や取り組み、プロジェクトに関わる機会をつくってはどうでしょうか。
会社によってはジョブローテーションとして新たな経験が得られる機会を果敢に提供してくれます。加えて、公募型で得られる機会を準備する会社も増えてきました。こうした機会を極力得られるように人事や上司にアピールしていくと変化を得られる可能性は高まることでしょう。