【コロナに勝つ!ニッポンの会社】いくら猛暑の夏に「清涼」「蒸れない」「熱中症予防」だからといって「ステテコマスク」ってアリ?

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全国のステテコの半分を占める「高島ちぢみ」を使用

   プレジールによると、主に「抱かれ枕」シリーズなどの寝具を販売してきたが、新型コロナ発生時はマスク不足が続いたため、会社ができる社会貢献として寝具用の素材をマスクに流用して販売。ただその後、続々と大手企業がマスク製造に参入。市場にはマスクが出回ったことで会社の役割も終わったと判断、マスク製造をやめていた。

「しかし、患者数が再び増え、マスクは肌着や服と同じ必需品になりつつあります。今、マスクに必要なのは着け心地はもちろん、長時間装着しても蒸れにくさ。暑さによる熱中症対策も必要になってきました。そこでいろいろな生地を取り寄せ、試作を繰り返して比較した結果、採用したのがビワコットンです。ビワコットンは、琵琶湖の北西部に位置する滋賀県高島市で、江戸時代から続く伝統的な織物『高島ちぢみ』の技法を元に開発され、古くからステテコとして使用されている清涼素材。肌に触れる面積が少なく、汗をかいても肌に貼りつかず、通気性も良いので蒸し暑い日本の夏でも涼しく過ごせます」

   「高島ちぢみ」の地元、高島晒(さらし)協業組合のホームページをみると、「高島ちぢみ」は織物にシボ状のしわを作った独特の製品で、凹凸があるため肌に触れる面積が少なく、吸湿性に優れ、爽やかな着心地であることが特徴。明治時代に入り、高温多湿の日本にも男性が洋服を着る文化が生まれると、ズボンの下でも汗をかかないステテコの素材に使われるようになった。

   昭和40~50年代になると、全国のステテコの5割以上に「高島ちぢみ」が使われようになり、現在も多くのメーカーの女性ステテコの素材にも使われている。

   さて、こんなスグレものの「ステテコマスク」、下着と同じように何度も洗って使えるのもメリットだというのだが、いかが?

(福田和郎)

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