「ステテコ女子」という言葉がすっかり定着するほど、近年、若い女性の間でも大人気のステテコ。涼しくて、サラサラとして風通しがよく、べとつかずに汗も吸い取る。暑い夏向きのインナーとして必須アイテムになった。
そのステテコ素材を生かしたマスクが発売された。確かに猛暑の今、クールで快適だというのだが、「下着」は「下着」だ。あなたはステテコマスク、顔につけられますか?
「ステテコ女子」ならビワコットンの涼しさがわかる?
ステテコが女性の間でブームになったのは、東日本大震災(2011年3月11日)以降といわれる。震災の被害で電力不足が日本中を覆い、クーラーなしでも暑い夏を家の中で過ごせるインナーとして、男性の下着だったステテコが注目されたのだ。ワコールが2011年4月下旬、現代女性のためにカラフルにデザインしたステテコ「女子テコ」(ジョシテコ)を発売し、口火を切った。
ユニクロも2013年からの女性用ステテコ「RELACO」(リラコ)を発売。こちらはよりオシャレにして、部屋の中だけではなく、ワンマイルウエア(1.6キロ先の近所まで出掛けられる服)としても使えるアイテムにした。
さて今回、ステテコをマスクに活用したのが、「眠り製作所」のブランドで寝装寝具リビング関連商品の企画・製造・販売を行うプレジール(群馬県高崎市)だ。
「毎日使うものだから。もはやマスクは下着と一緒。江戸時代から伝わるステテコ技術の清涼素材と抗菌素材で、 夏場の暑さをクールに、そして安心快適に」
をキャッチフレーズに、ステテコ素材を使った「涼感ビワコットン クレンゼマスク」(2枚セットで税込み3960円)を、8月7日に発売した。