ホテルや航空会社で引き合いも 噴霧器の事例を紹介
さらに会見では、株式会社グリーンウェル(東京都千代田区)が次亜塩素酸水を使用する噴霧器の新製品で、USB電源で動作して持ち運びできるタブレット式のパーソナル噴霧器「ジアグリーン コンフォルト」と、広さ約15畳(20平方メートル)に対応する中型噴霧器「シアグリーン コフレ」を紹介した。
水野昇社長は「(シアグリーン コフレは)コロナ対策に頭を痛めている飲食店などに最適」と説明。8月初旬から全国で発売する。
「ジアグリーン」シリーズの最大の特徴は、使用する次亜塩素酸水について、トリクロロイソシアヌル酸を主成分としてタブレット化した生成剤を使うこと。水道水にタブレットを投入して次亜塩素酸水をつくるもので、タブレットは未開封で最大3年間保存できる。
シリーズを構成するのは、新商品を加えた3モデル。上級モデルの「ジアグリーン ブランシェ」は、約30畳(50平方メートル)の広さの空間に対応。水野社長によると、今後は東京都内の有名ホテルや大手航空会社などで導入の話が進められているという。
工業会設立の発表で石田代表理事は、加盟社1社による「空間噴霧の実績例」を紹介。それによると、インフルエンザ予防を目的に140棟超(計6500室超)の高齢者施設で6か月~17か月にわたり、次亜塩素酸水の空間噴霧を継続実施しており、これまで、すべての場所でインフルエンザ患者の発生がゼロに抑えられており、健康被害も報告されていないという。