指値入れずに「爆睡」したら......(明治大学)
こんにちは、明治大学投資サークルBreakouts!の池田です。 今週(7月27日週)は大失策をしたので、気持ちを引き締める意味から記事に残したいと思います。チャートの画像はAppleの「株価」から引用しました。
《逆指値の大切さ》
今週の月曜日(7月27日)はドル円が安値圏にいたことから、逆バリ(相場の流れに逆らって動く投資スタンス)で500ドル買ってみました。持っていればいずれ上がるだろうという、打診のつもりではありましたが、私が購入した価格がなんと今週の最高値で、相当なハズレくじを引いたようです。
さらに、私は逆指値(損切り値段の予約)を入れなかったうえに、買い付けたことをあまり意識せず放置していました。
次にスマホを開いた時にはマイナス60pips(マイナス0.6円)で、かなりの損失が出ていたうえに、さらに下げるのではないかという懸念があったので損切りしました。
多少ショックではありましたが、月末営業日のロンドンフィクスで取り返せば良いかと開き直っていました。しかし、悲劇はここからです。
《トレードチャンスの寝過ごし》
過去の記事でも書いたとおり、月末営業日の夜24時にかけて英ポンド、ユーロ、米ドルが対円で高騰するというアノマリーがあります。そこで私はポンドを買って損失を取り返そうとしていました。
しかし情けないことに、私は昼寝をして23時ごろまで寝てしまったのです。その時にはすでにポンドは十分上げていて、限界値まで来ているといった印象でした。
さらに、まだ上がるかもしれないと考えて、ポンド円を500通貨買ってしまい、損切りに追い込まれています。
逆指値も大切だけど、アラーム(評価損失が一定水準を超えた時のお知らせ)も大切です。
《まとめ》
今週のトレードは過去最悪の状況でしたが、FRB(米連邦準備制度理事会)が景気の後押しを強く表明したこともあり、株式市場は堅調でした。なかでも決算で好調ぶりを示したアップルやフェイスブックは高値を更新したことから、株式相場の雰囲気としては悪い状態ではないと思います。
現状の株式市場の好調は基本的にFRBによる事実上無制限の量的緩和策や社債の買い付けなどによって「緩和マネー」が大量にマーケットに流入していることに起因します。
よって、為替相場はドル安の傾向が強まっていて、前週の記事で書いたとおり安易なドル買いは禁物です。そのことを、自ら証明してしまいました......。
みなさんは保有したポジションの放置には、くれぐれも気をつけてください。
《結果》
ドル円で、1ドル=106円4銭で500通貨を買い。105円2銭で売り、マイナス508円。
ポンド円で、1ポンド=138円93銭で500通貨を買い。138円90銭で売り、マイナス13円)
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
寝坊と相場は相性が悪いことで知られています(笑)。筆者がある月の取引を振り返ってみたところ、週末にポジションを持ちこして月曜日の朝に寝坊したことを除けば、プラスになっていました。池田さんのように、予想は合っているのに寝てしまい、取引機会を逃してしまったという話は多々聞きます。
ただ、実際に取引して利益を出せたとも限りません。相場は明日もありますので、気持ちを切り替えましょう!
前週からの損益 マイナス521円
7月31日現在 9280円