消費増税(2019年10月)の消費者還元事業として一気に道が開けたキャッシュレス決済だが、新型コロナウイルスの感染拡大後は、その有効対策の一つとして新しいサービス開発が加速している。
飲食店に予約システムを提供する株式会社TableCheck(テーブルチェック、東京都中央区)は、コロナ禍でニーズが高まる非接触型サービスの開発に取り組み、飲食店特化型の新たな決済サービス「コンタクトレス決済」の提供を開始した。2020年8月3日の発表。
あらかじめクレカを登録すると......
テーブルチェックのシステムを使って店を予約するときに、クレジットカード情報を入力すると、利用当日の店舗での会計が一切不要になるサービス。追加注文も含めたすべての飲食代金が、入力してヒモづけられたカードに請求される。領収書はオンラインで自動発行される。
「コンタクトレス決済」が利用できるのは8月3日現在、全国63店舗。サービス対応店は、テーブルチェックの飲食店検索・予約ポータルサイト「TableCheck」で検索できる。
テーブルチェックは、飲食店向けに予約管理や顧客管理、テーブル管理などを行う予約台帳システムを提供する「レストレランテックカンパニー」として2011年に創立。日本のほか、韓国、シンガポール、インドネシア、タイ、オーストラリア、アラブ首長国連邦に拠点を持つ。ソニー元会長の出井伸之氏や、メルカリの山田進太郎社長が出資者に名を連ねている。