「なぜコロナ担当が厚労大臣でなく経済再生大臣なの？」
「緊急警戒宣言」を出して帰省自粛を呼びかけた鈴木英敬・三重県知事（本人の公式ツイッターより）
ネット上では「お盆の帰省」に政府内でも意見がバラバラなことについて呆れる声であふれている。
「旅行はいいけど、帰省はダメ。ホテルに泊まるのはいいけど、実家に泊まるのはダメ。観光地に行くのはいいけど、故郷に帰るのはダメ。要するに旅行業者や観光地にお金を落とす移動はいいが、地元でお金を使わない移動はダメということでいいのかな」
「帰省のあり方を専門家の分科会で話すと言いますが、Go Toに触れない議論に何の意味があるのでしょうか。これも忖度ですか。西村大臣は、帰省は慎重にと言うし、菅官房長官は一律に帰省の自粛を求めたものではないと言うし、内閣としてどっちなのか。安倍首相はすっかり雲隠れして、緊張感を持って注視しているとしか言わない。とりあえず菅官房長官は全国に感染拡大しようが何しようが、Go Toを止める気はまったくないということが明らかになりました」
「ずっと疑問に思っていたのですが、僕の感覚からすると、新型コロナ対策の担当責任者は、医療保健衛生担当の加藤勝信厚生労働大臣がするべきだと思うのですが、なぜ経済再生担当大臣の西村康稔氏なのでしょうか。ほかの国では医療保健担当大臣や、首相級の大臣がやっていますが...。そこに今の内閣の基本的な考え方に疑問を感じます」
「同感です。それが普通の国民の常識ですよ。加藤厚労相があまりにも無能で決断力がないことが明らかになったからです。クルーズ船の頃は加藤大臣が前面に出ていましたが、いつのまにか西村大臣が担当に...。質問にしどろもどろにならずに答えられる人、内容はともかくパッと切り返せる人だからという感じで。安倍内閣、人材不足だなあと絶望しますね」
「たぶん今年は帰省しない人が多いのではないか。政府の指示をいただかなくても国民は考える。今年は田舎での夏の成人式や同窓会もほとんど開催されないでしょう。人びとの心の中に安心感が生まれなければ、旅行に行きたくても我慢する。一緒に集まりたくても我慢する。本当に経済を回すということは、我慢している人びとに安心感を与えることしかない。政府が今すぐ何をやらなければならないか、国民はみんな知っている。安心感を与えることだ。不安感を与える子しかやらないから、国民は我慢しながら怒っている」
「『安心感があってこそ国民は動き、経済も回る』という意見に賛成。大規模なPCR検査と、陽性者の隔離（別にホテルでなくても構わないが、自宅では困る）、そして何よりも情報の明確な開示です。安倍内閣は何でも都合の悪い事は隠してきたし、改ざんしてきた。コロナの専門家会議の議事録すらつくらず、専門家たちも都合よく利用されているように見える。内閣も信頼がおけないし、専門家も信頼がおけない。まずは国民の安心感が必要に改めて一票です」
結局、一人ひとりが自分で判断していくしかないという意見が多かった。
「政府内でバラバラなのに加えて、都道府県知事もそれぞれバラバラ。それさえ、要請ですから強制力はありません。もう、一人ひとりが自分の行動の中に感染のリスクが高いものがあるかどうかを考えて行動するしかありません。新しい生活様式には『感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動を控える』とあります。私は先ず、これから実施します」
「埼玉県に在住ですが、妻の実家の群馬県に帰省することに関し話し合いました。田舎は墓参りが厳しいからどうしても行かないというので。結論、前倒しで今週末に墓参りだけをして、実家には寄らずとんぼ返り。途中のコンビニなどに無駄に寄らないため、飲み物などはクーラーボックス持参。もちろん、除菌シートなども持参。他県の方に迷惑かけないようにしたいと思います。他に何か指摘やアドバイスあれば聞きたいです」
（福田和郎）