こんにちは。あっきんです。
今回は「質問箱」にいただいた質問にお答えしたいと思います!
お寄せいただいたプロフィールによると、40代女性のすみれさんは既婚者で、おすまいは賃貸。年収は300万未満、現預金約700万円で保険(ドル建て終身7万米ドル、10年払い)を支払い3年目という資産をお持ちです。年金についてと、なにで資産運用をスタートするかについての相談です。
生涯死ぬまで年金受給を受けられる環境を整える
質問は、こんな内容でした。
「夫は自営業です(実際には、夫の父が事業主で夫は従業員的立場、給与制)。ふたりで細々やっている会社なので退職金やボーナスもなし。社会保険なし。国民健康保険・国民年金基金に加入しています。国民年金基金に3万円を掛けていましたが、3年前から停止していて、別途年金には掛けていません。
妻のわたしは、金融会社事務(正社員勤務)。これらを踏まえ、質問が2つあります。
(1)夫のプラスアルファの年金を、年金基金(終身年金)を再開して掛けるべきか、401k(確定拠出年金、iDeCo)で株式投資の年金運用で掛けるか、どちらかずうっと悩んでいます。アドバイスお願いします。
(2)資産を増やすには資産運用しかないと思っています。株式投資に興味がありますが、経験がなく踏み出せないでいます。何から始めればいいでしょうか?
自身が小さい頃からお金の教育があれば、資産運用の知識があれば、意識が大きく変わったと強く思うことがあり、あっきんさんのお子さんの記事を読み素晴らしいと共感し相談に至りました」
まず、国民年金基金と401K(iDeCo)を比べると、どちらも掛金が全額所得控除となる点は、同じです。違うのは、iDeCoは運用する商品を自分で選ぶので、どれだけ増えるかは商品選定によって違ってくるのですが、国民年金基金の予定利率は1.5%と決まっている点です。
また、国民年金基金は終身支払われるという点でもiDeCoとは違います。人生100年時代、生涯死ぬまで年金受給を受けられるというのは魅力ですね。
この点を踏まえると、優先順位としては国民年金基金をやったうえで、iDeCoで不足を補うというのが「王道」ではないかと思います。
自分たちが何歳まで生きるのか? がわからない前提で将来に備える必要があるので、まずは生涯死ぬまで年金受給を受けられる環境を整えることが大切かと思います。