メール誤送信でリストラ計画(?)がバレて社長辞任
このところ韓国のユニクロにとって、踏んだり蹴ったりの状態が続いている。社長がメールの誤送信というトンデモない理由で辞任に追い込まれたのだ。
聯合ニュース(2020年6月1日付)「ユニクロ韓国法人社長が辞任 メール誤送信で引責か」が、こう伝えている。
「メールの誤送信で物議を醸したエフアールエルコリアのペ・ウジン社長が5月29日に辞任していたことがわかった。同社関係者が6月1日明らかにした。新社長にはロッテショッピングのチョン・ヒョンソク常務が就任した。ペ氏は4月、社内の人事部門長に送ろうとしたメールを全社員に宛てて誤送信した。同メールには『会長に取締役会の報告を行ったところ、人事構造調整について関心が高い』『人員構造調整に問題のないよう、計画通りの推進を願う』との文言が含まれ、物議を醸した」
社員たちの間で、この「人員構造調整」という言葉が「リストラ」を指すと受けとられてハチの巣をつついたような大騒ぎになったのだ。エフアールエルコリア側は、「メールは個人的なミスであり、人員構造調整はリストラを意味するものではない」という否定コメントを発表していたが、結局、ペ氏は引責辞任に追い込まれたようだった。
(福田和郎)