期末試験やレポートの提出に追われた学生トレーダーは今週(2020年7月20日週)、学業に専念したことで、早稲田大学、明治大学、専修大学が取引を見送った。
そうしたなか、慶応義塾大学が多忙の合間を縫って英ポンド円取引へのトライを続け、プラスを積み上げた。
焦らずじっくり取り組む(慶応義塾大学)
今週(7月20日週)は学業との兼ね合いや検証の進行具合もあいまって、図1を見てのとおりトレードはほとんどできなかった。慌ててもすぐに実力が付くわけでもないので、来週も焦らずじっくりと取り組んでいきたいと思っている。
7月20日(月)
深夜に平行での一たんの値幅達成を見込んで、反発狙いで短期での「売り」で1ポンド=135.657円でエントリーしたが、見ている値幅が違ったのかもう一段上まで行く様子であったので1ポンド=135.790円で損切りした。マイナス133円。
7月21日(火)
ちょうど検証中の見方での値幅を夕方ごろに達成していたため、短期では15分足での75EMAタッチまでは狙いに行く可能性が高いことがわかったので、1ポンド=136.030円でかなり雑にエントリーした。その後上下に振られたが75EMAにタッチした1ポンド=135.930円で利益を確定した。プラス100円。
来週の英ポンド円の目線だが、上と下の両方のシナリオを考えても、どうにもイメージ的には両方あり得ると見えてしまうが、現在の見方では中長期的には下目線が有力で下落してくれれば、うれしいところである。
単純だが、もし間違っていればどういった見方で見れば良かったかを必ず見直していきたい。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
英ポンドは値動きの少ない週でした。ただ、6月の英小売売上高は前月比13.9%と急回復。英PMI速報値も製造業、非製造業(比較可能な2017年以降で最高水準!)ともに大幅回復となり、明るい兆しが見えつつあります。しかし、相場への影響は限定的だったことから、やはり焦点はブレグジット交渉にあると言えます。
バルニエEU首席交渉官は「大きな隔たりが依然としてある」との認識。さらに、英フロスト氏は「交渉当局者らは合意が成立しない可能性に直面しなければならない」とネガティブなコメントをしました。ブレグジット交渉と米ドル円の下落に神経質になりながら、経済指標を好感してゆっくりと足場を固める相場になりそうです。
前週からの損益 マイナス33円
7月24日現在 1万2616円
◆ 学業に専念! 取引を見合せました(専修大学)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月24日現在 1万3813円