生まれ変わったApplift 「透明性」を武器にアドテク市場に挑む 相田傑社長に聞く

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勝負はRTB配信によるアプリインストール広告「日本で浸透させたい!」

   広告掲載先を明確化して「透明性」を強化するだけでは解決しない課題もある。アドネットワークでは、広告主にとって、自社のブランディングとしてマイナスになる可能性があるサイトやターゲットとはまったく関係がないサイトに広告が掲載されることがある。

   こうしたことが数多く発生すれば、せっかく投じた広告費用が計画どおりに使われていないことになる。

   広告主からは、モバイル広告の効果の向上やアドテクの進化の中で、自社の広告予算がどう使われているのかを明確にしたいとの要望が強まっている。こうした広告効果の透明性を担保するのが、RTB配信などのプログラマティック広告。 データに基づきリアルタイムで広告主が望む広告枠を自動買い付ける仕組みで運用型広告とも呼ばれる。

   Appliftでは、アドネットワークとRTB配信の2段構えによる広告配信の体制を構築。狙いや予算などに応じてアドネットワークのサービスと相互に乗り換えを提案していくという。

   世界の潮流はRTB配信に向いているそうで、相田さんは「RTB配信を日本のマーケットで、より浸透させていきたいと思っている」と話す。

   さらに、近年のモバイル広告をめぐる動きで、広告主に人気なのがアプリインストール広告。Appliftの「主戦場」でもあり、相田さん自身もこの分野で強みを持つ。

   アプリインストール広告のネットワークに特化した配信面で、RTB配信での買い付けできるトレーディングデスクは日本では少ない存在。Appliftは、欧米はじめグローバル市場で培った実績があり、そのことを背景に、「日本でのリーダー的存在になることを目標にしています」と、相田さんは力を入れる。




プロフィール
相田 傑(あいだ・すぐる)
Applift Japan K.K.社長

Webを中心としたマーケティング領域で活躍。デジタルマーケティング、プロモーションプランナーを15年勤める。楽天でEC事業者向けの広告商品の企画・開発、販促キャンペーンの立案など顧客向けのメディアプランニングやプロダクトマネージャーを経験。その後、クライアント側でGMOペパボ 社長室でマーケティング責任者。USEN-NEXT HOLDNGSでは、グループを横断するマーケティング部門の立ち上げメンバーとしてマスプロモーションなどを手がけたのちに、株式会社USENのWebマーケティングの責任者に従事した。
2020年4月1日に現職。

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